さて、中継場所を移動しましょう。
ステージから道路をはさんでこちら側にバーベキューコーナーが設けられています。
「肉」
どかん!
「野菜」
どさり!
「魚介」
がつり!
「フルーツ」
ずしり!
「そして酒~~~」
うわーい!
東海支部長mさんというアウトドアの達人が先導指揮を執ってくれたので、調理班は何も悩まずに作業にかかれます。
なにしろ材料スライスの厚みまで指示してくれるんだものな。
鳥肉の開きかたにダメ出ししてくるんだもんな。
炊事班長じゃなくて炊事奉行と呼ぼう。
しかし。
家からアホほどよく切れるヘ○ケル万能包丁を持ってきたとはいえ、南京三玉スライスするのは疲れたぞ。
飽きる、すぐ飽きる、量が多いから。
N田さんやO沢さんという関西支部女子連に加え関東支部、東海支部、文化センターチームからの助っ人が懸命に食材を刻みます。
なんかいいなこういうの。
調理実習以来やね、女子ばかり集まっておしゃべりしながら料理するのってさ。
ステージ側からはマイクチェックのためでしょう、誰かさんの弾くのこの音が。
音色につられて刻む包丁もリズミカルになります。
♪とんとん とーん
♪とんとん とーん
って、ほんまに誰やっ『与作』弾いてるのは!
嵌りすぎやっちゅ-の(笑)
流石にこれだけの大人数なので白米は炊飯器の力を頼ることになりました。
1升炊きセットオン!
クーラーボックスには沢山のジュースにお茶に缶ビール。
食事までに冷えるかな、ちょっと無理かも。
「それじゃあそろそろ始めますか」
良い具合に陽も傾いてまいりました。
手の空いた人からぞくぞくとバーベキュー会場に集まってきます。
コンロに点火してパタパタやっている横で、お茶のカップやビールの缶がまわっていきます。
「全員そろっていませんが、時間の都合もありますので、お先に乾杯させていただきます。かんぱーい!」
昨年のアメリカ旅行で筆者が大変おせわになったおっちゃん1号ことK口さんが音頭をとりました。
かんぱーい!
楽しくもわやくちゃな大宴会の始まりでした。
もうもうもうもうもうもうもう・・・・・・
バーベキューの煙が充満してどえらいコトになっております、宴会場から中継をお送りいたし・・・・ごほごほ。
あまり野外でこんなのやったことない奴らばかりのうえに、コンロに対して食事する人数多すぎで大混乱です。
しかたないので、らく乃はとりあえず飲みます。
うく、うく、ごくごく。
ぷはー、旨いな、このワイン。
もう一杯ね、ぐびぐびぐびぐびー。
(注意:筆者泥酔のため記憶があやふやで出し物の順番等目茶苦茶になっています、予めご了承ください)
「ほいではー、ここらで各チーム自己紹介~。」
美味しい食事とお酒でみんながいい塩梅にできあがってきたころ、マイクがまわってきました。
ここから怒涛の演芸コーナーになるのです。
「関東から参りましたー。」
一番チームカラーが豊富な関東。
年配のおじ様からぴちぴちガール、アメリカの人までいらっしゃいます。
のこぎり歴もノコ奏者として活躍中な大ベテランから初心者までごった煮ですが、アットホームでいい感じです。
こちらのチームからの出し物も各種イロイロ。
昨年アメリカ旅行でお世話になったK口さんが【世界のノコ音楽コレクション】をいろいろ聞かせてくれました。
欲しいなあ、この音源。
マニアにはたまりませんよ。すばらしい演奏の数々です。
ほんでまた、昨年のアメリカ旅行で仲良くなったN島さんが【大江戸たますだれ】を披露。
拍手喝采です。
「酔ってなかったら【銭太鼓】やろうとおもっていたんだけどなー」とかおっしゃいますが、なんの。
楽しい舞台でありました。
そしてそして。
昨年のアメリカで(こればっかりや)オトモダチになっちゃったアメリカ人GUYさんの爆笑マジックショー。
去年、友情の証にプレゼントした【誠】法被を律儀に着てくれてるあたりでらく乃、ちょっとウルッときましたね。
アシスタントにはじきよマネージャー、たけとんぼさんを指名してから頓珍漢なやりとりが繰り広げられます。
「タマネギー!タマネギー!ヤー!」
なんじゃその呪文は。
ネタやオチのJAPANナイズされっぷりに、アンタ本当は日本人やろとツッコミたくなりました。
「続いて東海支部でーす」
炊事奉行や雀さんがいるのがここ。
ここがまたチームワークよいのですよ。
演奏の練習よりコントの練習に時間を割いてるのではと邪推してしまいました【野球?コント】
変化球やら隕石やらなんでも打ち返しちゃう迷バッターの運命やいかに(大げさ)
ああ面白かった。
「スペシャルゲストTさーん。」
待ってましたー。
「えーもう僕酔うてんねんけどなー。」
と、茫洋たる足取りで宴会場中央に出てくると
「電気消してくださーい。」
Tさん自慢のコレクション【ヒカリモノ】自慢です・・・ってそれ、芸違いますがな。
キノコのイラストが蛍光でボウっと光るシャツや、簡易プラネタ(?)ペンという胡散臭いグッヅがイロイロでてきます。
さすが茶人。
「もう、ない。おしまい。」
あ、そうですか。
もう一度言いますけど。
今の、芸と違いますから・・・・。
「できたてほやほや北海道支部ー。」
わーい。
知る人ぞ知る癒し系バンド【キッコリーズ】の登場です。
このかくし芸コーナーではノコギリ禁止なので(まあ、そうやね。全員のこぎり弾けるから。)美しい歌声で曲を披露してくれました。
口三味線ならぬ「エアのこぎり」。
あーーーーーーーーーー♪
のこの音色はよく女性の歌声になぞらえられますが、女性ヴォーカリスト、カポウさんが艶やかに放つスキャットはまさしくそう。
ヴァイオリンの伴奏とあいまって夢見心地の歌声でした。
アンコールまで出ましたよ。
そんなこんなで宴もそろそろお開きに。
え?
何か忘れてないかって?
・・・・・・・・・・・・・・・。
書くよ。
書けばいいんでしょ書けば!
「まず最初は、今回の企画いいだしっぺ、関西支部でーす」
うわーい。
一番大人数で参加のわれわれが、宴会スペースの中央にでて、うじゃうじゃトークしたあとに。
「関西支部の飛び道具でーす!」
「まいど!らく乃でございます~~~~!はい、手拍子お願いいたします!!ちゃんかちゃんかちゃんかちゃんか・・・・・」
・・・・・・・・・・・。
やりました。
やっちゃいましたよ、はい。
「時は慶長、備前と長門に挟まれた、海に浮かびしフナジマでえええええええ~~~~」
某役者さんのネタ、ロックン浪曲『巌流島』をアカペラでがなりました。
♪巌流、佐々木小次郎と 対決すべく宮本武蔵~
いい加減酔ってます、ろれつ回ってません。
♪辰の上刻はやすぎて~
でもノリまくってます。
♪小次郎が・・・・小次郎が・・・・
途中で歌詞忘れました。
♪卑怯者めと叫びつつ 刀の鞘を投げ捨てる
やっと思い出したな。
ぼろぼろじゃんか。
「はーっ、はっは!小次郎破れたり!」
おいおい、小芝居にはいったぞ。
「『何!何をもって負けと申す』『ならば勝つ身であれば何故鞘を捨てた』」
自分の世界に入ってます。
「『言わせておけば・・・覚悟おおおおおおお』」
刀を振り回すしぐさで客席に乱入しやがった~~~(爆)
あとでTさんに「今のはフリージャズです。」という感想をいただきました。
おおきにありがとうございます(泣)
散々あばれて眠くなって。
このあとすぐにベンチに横になって爆眠する筆者にS支部長は。
【鼻の穴に南京豆(さや付き)】詰めてくれやがりましたよ。
しかも写真まで撮りくさって撮影して。
うおーーーのーーれーーーー
おーぼーえーてーろー
ドサクサにまぎれて筆者の恥ずかしい写真を一緒に撮った奴は、とっととネガを差し出すか、データを消去すべし!
さもないと・・・・・・・。
わかってるだろうな・・・・・・・・・・・・・・。
しかしこの夜はこれで終わらなかったのである。
続く
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