のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 今回は2005年10月10日に行われた「服部緑地レインボーヒル」ライヴの模様をお伝えいたします。 今までの経験から言って野外コンサートとのこぎりオーケストラの相性は、あまりよくありません。 今回のステージこそはどうしても成功させたい・・・・ S支部長の闘志はそれはもうメラメラと燃えておりました。 特別スーパーバイザーX氏(笑)を迎えてああでもないこうでもないと綿密なシュミレーションが重ねられます。 リハーサルでは二人でマイク一本を共有しました。 昼食もそこそこに楽屋で緊急会議です。 のこぎりの音を効果的に拾うのはマイクを下に低く立てて、その上にのこぎりをセットするのが一番ですが、いかんせんマイクの数が足りません。 どうするべきか・・・・。 「各パート代表一人がマイクを一本独占しよう。」 皆、いままで練習を頑張ってきました。 断腸の思いで座席とマイクの振り分けが改めて行われます。 時間の都合でマイクリハーサルが出来なかった「カチューシャ」チームにも不安がよぎります。 「ま、たのしくやろうや。」 先に会場を盛り上げてくれたミュージシャンのステージが終わりました。 不安を胸に抱いてステージすそから見上げる客席上の空は、今にも降りだしそうな雨雲に覆われていました。
レインボーヒルの舞台自体は決して狭くはないのですが、今回のライヴは様々な特色を持つミュージシャン達の競演であるため、自分達が使わない楽器や機材などが予めセッティングされていて、その間を抜けて20客チョィの椅子を並べるのは面倒くさい作業でした。 舞台にはS支部長ひとりが残されました。 ♪ふぃろろーん ふぁらるらろらーららら・・・ 曲名は『トロイメライ』、なんと無伴奏です。 過去にS支部長は「のこぎり一本で伴奏なし演奏すると場面的に痛ィから、カラオケでもなんでもいいから伴奏つけたほうが良い」という内容のことをおっしゃっていましたが、のこぎりソロコンサートをおえて心の中で何かが変わったのでしょうか、あえてタブーに挑戦されています。 筆者は舞台袖で半ば固まりつつ、その演奏に耳を澄ましていました。 拍手のあとカチューシャチームが舞台へ上りました。 S支部長がもう一曲(曲名忘れましたゴメン)を、やはり無伴奏で演奏したのち『カチューシャ・Sさんと一緒ヴァージョン』に演奏がうつります。 ぽんぴょこ・ぽんにょといつものごとく珍妙なアレンジで物悲しいメロデイが流れます。 「次入ってください。」 支持にしたがって次の曲へ参加するメンバーが舞台へ。 「客席で踊ってるから、皆私見て笑ってや」と今回は裏方にまわったヨコユレ嬢(仮名)がメンバーを励ましてくれました。 いよいよ本邦初公開の新曲『イロード~侵食』です。 これは鉄がゆっくり錆びていくような、世界がじんわり崩壊していくような、切なさと不安さの入り混じった、いままでの呑気なオケカラーになかった作風の曲なのです。 渾身の演奏が終わりました。 すばやく席につきマイクを調節します。 『SAW ROCK』 クールでお洒落なハーモニーがどれだけ皆につたわるのでしょうか。 ラストは『ブラジル・ヴァージョンネオ』 よーお-し。
暖かい拍手に包まれてのこぎりオーケストラは全ての演奏を終えました。 悪天候の中ご来場いただきまして、そして演奏を聞いてくださって本当にありがとうございました。
のこオケの演奏が終わってから雨は本降りになってしまいました。 おわり
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