2005年の忘日のこと。
はるばる滋賀からI支部長がオリジナルのこぎりを携えてやってきました。
のこぎりのトップブランド『シルキー』さんと提携して日本版ミュージカルソーを開発、このたび量産化されるはこびになった記念に「君らも買うてくれへんか?」と営業にやってきたのであります(笑)
いや別に商売は優先してなくて、単純にS支部長と開発談義をしに遊びにきてくれていたんだけれど。
さっそく「なまずのこぎり」を貸していただく。
うわ!
なんじゃこら???
めちゃくちゃ軽いじゃないか。
大きさはミュッセル26インチとさほど変わらないのだが重さが違いすぎる。
「ハンドルがゴム製になっているんですよ~。」とニコニコしながら説明する某嬢フロムしがのこ。
「歯とハンドルが一枚板になってまして、だからしなりに無茶な付加が掛かりにくいんです。ほ~ら、こんなに曲げても平気。」
さほど力を入れなくてもくにゅにゅ~んと曲がる。
鉄板の厚みは0.8ミリとミュッセルより薄く、しかし硬度はより密に加工してもらったとの由。
マレットで叩いてみる。
低音を叩くと必要以上にのこが揺れる。
音は悪くないから、私の力が強すぎるせいだろう。
高音が出しやすいかな。
歯が柔らかいから曲げやすい。
弓にかえてみる。
うー。
強く弾くと倍音がかかっちゃうぞ。
なんだかもてあましてしまうなあ。
初心者や力の弱いひとむけかな、うん。
ゴム製ハンドルは滑りにくくてGOOD。
大きさも手ごろ。
あ、演奏に必要ない部分をカットしてあるから服も引っ掛けにくくなっているな。
歯の形はミュッセルに近いから慣れるまでにそんなに時間はかからないけど。
ようするに、親切すぎるのが私には仇(笑)
使いにくいよう。
ふえええええん。
ケースつきで1万円ポッキリ。
どうですかお客さん。
私は・・・・・・・。
うううううううう。
ソロ演奏はともかくオーケストラで演奏するためには、私使ったほうがいいのかな。
爆音を封じられてしまうから。
皆と音色をあわせやすくなるかもしれない。
大リーグボール養成ギブスだと思えば必要か。
どうしよう。
むむむむむ。
例のあのイラスト(笑)が刻印されていなかったらその場で注文していたかも。(<をいこら)
しばらく考えます。
商品の品質は良いとおもいますよ。
演奏者との相性の問題なわけで。
これからはじめる人には扱いやすいノコでしょう。
くわしいお問い合わせは
「しがのこくらぶ」HPをご覧ください
http://kouyakai.com/noko/
2007年の現在第二号低音ヴァージョンも発売とのこと。
いろいろがんばってるなあ。
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