のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 2004吹田メイシアターフェス ログ 椅子に腰掛けるとピアノの伴奏が静かにながれはじめた。 無骨なのこぎりの姿からは信じられない、かそけく美しい音色がホールに染み渡る。 サキタ氏は膝でノコギリの柄の部分を挟み、のこの背のつるつるした面をヴァイオリンの弓のようなもので擦っている。 お間抜け。 演奏が終わると場内からは感動のため息と惜しみない拍手が演奏家に送られた。
この日のために誂えたスーツをびしっと着こなした、のこ音関西支部長にして本日の仕掛け人は観客に語りかける。
紋付袴を粋に着こなした爺様が、オツムをぴかりんと光らせながら舞台袖から登場した。 「や、どーもどーも。」 都家歌六。 「ではまず一曲。『雨のブルース』、のこぎりの音が淡屋のり子さんの歌声にきこえたらご喝采を。」 びゅるおーん さきほどの飄々とした物腰からは想像もつかない激しい演奏。 びょるるるるーん! キャバレーの喧騒をも掻い潜るという爆音でありながら、まるで本当に淡屋のり子が歌っているかのようなしっとりとした情感が聴くものをとらまえる。 「いかがだったでしょうか?」 もちろんの拍手喝さい。
ステージは好調なスタートをきった。 「のこぎりってえのは、オバケの音によく使われますな。」 「こおーんな音が出るってんですからね」 ひゅるるるおお~ん 「うらあめーしーやあー」 ひゅろるろるるおお~ん 「ィヒーッヒーッヒー」 ひゅろるろるるおお~ん 「うけけけけけけけ」 ひゅろるろるるおお~ん 「ヒャへー!」 怖いです師匠。 気をとりなおして次の曲。 ♪スッチャッ チャチャ チャララランラン 情感豊かに奏であげて、にこやかに退場。
続いてはジャパンミュージカルソークラブ会長、ソーヤー谷村氏が登場。 まずは定番「グノーのアヴェ・マリア」 そして二曲目は軽快に「オリーブの首飾り」 軽やかにひきこなして、ソーヤー氏退場。
サキタ氏の司会は進む。 「らく乃さん、どうぞ」
「よし、スタンバッて、GO」 「らく乃さん、どうぞ」 PR ![]() ![]() |
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