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のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
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うい~
よっぱらったぞ~いっとv

ぐだぐだのうち大宴会もお開きとなりまして、全員撤収でございます。

そういえば、ログハウスの部屋割りもまだちゃんときまってなかった気もしますが・・・・。

あ~もうかったるい。
だりー、ねみー。
もう、ここ、私の荷物置いてあるから、ここの部屋に泊まる~~~。
おやすみ、ばたんぎゅう(<古典的表現)

もう、もう、ね・・・地震がこようが雷が鳴ろうが

「火事だー!」

そうそう、火事がきたって起きないからね・・・

「大変や、火事やわ~~!」

うるさいなあ、火事になっても起きない言うてるやん
「ほんまに火事やのっ!起きてっ!バケツに水入れてって!!!!」

え、マジ、嘘ォ?!
朦朧とした頭でバケツに水を汲み、えっちらおっちらと外にでたら。

「・・・・まじかよォ・・・・・・!!!」

女子用ログハウスから程近い炭焼き施設がボウボウ燃えていますがな奥さん。
小火どころじゃないです、本格的に火事です、こんなバケツの水じゃおいつきませんってば。

「消火ホース行きます!どいて!」
「危ないから道開けて!」

キャンプ場管理の人達とのこキャンプメンバーが消火栓へと走ります。
当日は他にも家族連れなど数組が宿泊していましたが、火元に一番近かったことと、メンバーが大人ばかりだったためか、のこキャンプチームが大勢消火活動に貢献していました。

勢いよく噴出す水圧におぼつかない手つきで懸命にホースを握るのこメンバー。
決死の消火活動でなんとか類焼はまぬがれましたが、プロの消防士が来てくれるまでまだかなり待たなくてはなりません。

安全のため女子一行は宿泊予定だったログハウスから、銘々寝具一式を担いで火災現場から離れたキャンプ場施設の宴会場へ引越しです。
小学校の修学旅行よりもすし詰めの雑魚寝とあいなりました。
とほほほほ。

交代で浴室を使って、ようやく一息ついたころには全員ぐったりというありさまでした。

怖かったなあ、火事。

さ、明日は朝からのこぎりコンサートということですし、もう寝ましょうね。
おやすみなさい・・・・・・・。

 

まだ続く。

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さて、中継場所を移動しましょう。

ステージから道路をはさんでこちら側にバーベキューコーナーが設けられています。

「肉」
どかん!
「野菜」
どさり!
「魚介」
がつり!
「フルーツ」
ずしり!
「そして酒~~~」
うわーい!

東海支部長mさんというアウトドアの達人が先導指揮を執ってくれたので、調理班は何も悩まずに作業にかかれます。
なにしろ材料スライスの厚みまで指示してくれるんだものな。
鳥肉の開きかたにダメ出ししてくるんだもんな。
炊事班長じゃなくて炊事奉行と呼ぼう。

しかし。
家からアホほどよく切れるヘ○ケル万能包丁を持ってきたとはいえ、南京三玉スライスするのは疲れたぞ。
飽きる、すぐ飽きる、量が多いから。

N田さんやO沢さんという関西支部女子連に加え関東支部、東海支部、文化センターチームからの助っ人が懸命に食材を刻みます。
なんかいいなこういうの。
調理実習以来やね、女子ばかり集まっておしゃべりしながら料理するのってさ。

ステージ側からはマイクチェックのためでしょう、誰かさんの弾くのこの音が。
音色につられて刻む包丁もリズミカルになります。

♪とんとん とーん
♪とんとん とーん

って、ほんまに誰やっ『与作』弾いてるのは!
嵌りすぎやっちゅ-の(笑)

流石にこれだけの大人数なので白米は炊飯器の力を頼ることになりました。
1升炊きセットオン!

クーラーボックスには沢山のジュースにお茶に缶ビール。
食事までに冷えるかな、ちょっと無理かも。


「それじゃあそろそろ始めますか」
良い具合に陽も傾いてまいりました。
手の空いた人からぞくぞくとバーベキュー会場に集まってきます。
コンロに点火してパタパタやっている横で、お茶のカップやビールの缶がまわっていきます。

「全員そろっていませんが、時間の都合もありますので、お先に乾杯させていただきます。かんぱーい!」
昨年のアメリカ旅行で筆者が大変おせわになったおっちゃん1号ことK口さんが音頭をとりました。

かんぱーい!

楽しくもわやくちゃな大宴会の始まりでした。

「のこぎりピクニック」のレポートをお送りいたします。
筆者の筆の運びが非っ常ぉ~に遅かったのは色々失態をやらかしたことを闇に葬りたかったからに他ありませんが、ありがたい、かつ、めーわくなことにレポートを待ってくれているごく少数の読者サマがいらっしゃるので、しぶしぶながら恥を晒す覚悟にあいなったしだい。

貴様ら心して読みやがれ。

 

今回は2005年10月10日に行われた「服部緑地レインボーヒル」ライヴの模様をお伝えいたします。

今までの経験から言って野外コンサートとのこぎりオーケストラの相性は、あまりよくありません。
一応アコステ楽器なのでマイクが上手く音をひろってくれないのです。
折角沢山ののこぎりが一斉に音色を奏でるので、そのハーモニーを余すことなく観客に届けたいと毎回マイクの配置に苦労していますが、残念な結果になることもよくありました。

今回のステージこそはどうしても成功させたい・・・・

S支部長の闘志はそれはもうメラメラと燃えておりました。

特別スーパーバイザーX氏(笑)を迎えてああでもないこうでもないと綿密なシュミレーションが重ねられます。
なにしろレインボーヒルでは大勢のアーチストが入れ替わり立ち代りのステージングなのでのこオケだけにPAを割くことができないのです。
使えるものは全て使い切ってなおかつ効果を最大に引き出さなくてはならないのです。

リハーサルでは二人でマイク一本を共有しました。
しかし、なんとも中途半端な音の拾い具合で演奏が客席に届きません。
S支部長を始め、スタッフやオケメンバーも渋い顔になります。
本番の時間も押し迫り、無常にもステージ撤収。
はてさてどうしよう?

昼食もそこそこに楽屋で緊急会議です。

のこぎりの音を効果的に拾うのはマイクを下に低く立てて、その上にのこぎりをセットするのが一番ですが、いかんせんマイクの数が足りません。
しかし先ほどのように数人で一つのマイクを共有する方法では全員共倒れです。

どうするべきか・・・・。

「各パート代表一人がマイクを一本独占しよう。」
なんとも残酷な方法が採用されました。

皆、いままで練習を頑張ってきました。
しかし座席の加減でマイクを独占する者と外されて客席には無音状態になってしまう者とに別れてしまうのです。
でも。
のこぎりオーケストラはもはや仲良しサークルの領域から卒業しなくてはなりません。
お金を払って聞きに来てくれたお客さんにそれに見合った最高のハーモニーを提供するプロ楽団であるべきなのです。

断腸の思いで座席とマイクの振り分けが改めて行われます。
今まで以上に演奏に対する責任の重みが増して、オケメンバーもニガ笑い。
実は今回新たにオリジナル新曲・しかも結構大曲を初披露することになっているのです。
こんなことでステージがうまく務まるのでしょうか?

時間の都合でマイクリハーサルが出来なかった「カチューシャ」チームにも不安がよぎります。
泥縄式に楽屋で音あわせをするものの、肝心のマイク位置はぶっつけ本番なのです。
基本的にお気楽で明るいチームカラーの彼らの良さが出ればよいのですけれど。

「ま、たのしくやろうや。」
そういうあなたこそ。
目が笑っていませんよ、S支部長。

先に会場を盛り上げてくれたミュージシャンのステージが終わりました。
場面転換がてきぱき行われます。

不安を胸に抱いてステージすそから見上げる客席上の空は、今にも降りだしそうな雨雲に覆われていました。

 

暗い舞台にサキタさん登場。
のこの歯先をつかんで椅子に腰掛けます。
弓は構えません。

ど ど どん!
ど ど どん!

のこの柄を床に打ち付けてリズムをとります。

出た!
のこぎりオーケストラ人気ナンバー「SAW ROCK」一人ぼっちヴァージョン。
予め打ち込んである伴奏音に上手にシフトして次々と違う演奏法を披露していきます。

針金で歯を擦ってギロのように

ジャッ! ジャ!

と激しく。

マレットで

こん♪
ぴゅい♪
ぼにょ♪

と可愛い音。

弓をつかって

ふぃおろろろろーん♪

と不思議なメロデイ。

そして。
嬉しそうに持ち替えた和のこを

ぱっひょよよーん!

と叩き踊るサキタさん。

怪しい。
怪しすぎます。

そしてサキタさんが踊り狂う舞台の背景スクリーンには、なんともいえないサイケでお洒落な映像がぐるぐるぐるぐ映し出されています。
のこ歯が幾何学的なデザインになって色々なパターンでうごめいています。
綺麗だなあ。

あ、またのこぎりを持ち替えた。
柄を顎で固定してヴァイオリンのように構えています。
必殺技ヴァイオリン奏法。
かっこいい!
観客が口をぽかんと開けて見とれています。

おやおや。
最前列のちびっこ、目茶苦茶ノリノリですよ。
サキタさんの真似をして体をゆらしたりお尻を振ったり手を叩いたり。

曲も佳境にはいって宇宙音が飛び交っています。

ど ど どん!

ぴ、た。

 

思う存分暴れまわってから何事も無かったかのように舞台は静寂を取り戻しました。

 

第二部スタート!

2005年のとある日。
吹田メイシアターでワールドミュージックを色々楽しめる催しがありました。
インド音楽、アジアんチンドン、そして、のこぎり・・・・・。

今回は「サキタハヂメ ソロ のこぎりコンサート」のレポートをお送りいたします。

 

昨年大変お世話になった吹田メイシアターに今年もノコギリの調べが舞い降りました。
世界でもトップクラスのノコ奏者、サキタハヂメさん(今回のレポでは師匠でも支部長でもなくサキタさんと表記します。そーいう気分なの)が満を持して解き放つ魅惑の世界・・・・。

まあ 前置きはこれくらいにして。

ロビーに入るとふわりといい匂いがしました。
ワールドミュージックシリーズではコンサートをイメージした匂いを流しているんです。
うーん いいかんじ。

こじんまりとした小ホールは既に満員です。
年配の方や小さなお子さんまでサキタさんがステージに現れるのをわくわくしながら待っています。
プログラムをみると、どうやら前半はしっとりと、後半はパッショネイトに盛り上げる算段のようです。
楽しみだなあ。

のこオケの頼もしい味方、ピアニスト小松なお子さんが今回もサポートしてくださいます。
おや?
プログラムに記載されている曲に、作曲者「小松なお子」って。
わあ、小松さんのオリジナル曲も聴けるんだ、すごいすごい!

 

おっと、場内の明かりが暗くなってきましたよ。
軽やかにヘンデルの「楽園~私を泣かせて下さい」のイントロが聞こえてきます。
そこへサキタさん、登場。
あー可愛い(笑)
黒くてすこしだぼっとしたラインのズボンに赤いチェックガラのジャケット。
黒くてまあるいフォルムの鍔つき帽子をパフっと被って、まるで東京キッドのようです。
ついっとステージに置かれたいすに腰掛けると、ノコを手にとります。

♪ひゅらー るらららー

流れている伴奏に合わせて演奏が始まりました。

マイクに何か仕掛けがあるのでしょうか?
今まで聴いたことのあるノコ音ではありません。
もっと、まろやかで、優しくて・・・・。
不可思議な浮遊感に満ち溢れています。
ノコを擦る弓の摩擦音も極力省かれています。
すごいや。

あっけにとられているうちに次の曲へ。
ここで小松さん登場。
シックな黒っぽいドレスがよくお似合いです。
奏でる曲は小松さんオリジナル「紅にほふ」。
切なくなるほど綺麗なメロデイ。
ゆったり時間が流れてゆきます。

ほう・・・・・・・。
あまりに綺麗な演奏だったから拍手するのが躊躇われるほど。
だって、其れまでに構築されたメロデイ世界が壊されそうに感じたのだから。
でも 拍手。
感嘆と驚愕と。


こうしてコンサートは始まったのでした。

(これは2005年のお話です)

きました、ついにきちゃったよ収録の日が。
前日は興奮しちゃって寝不足です。
いくぶん据わり気味の眼をむりくりうごかしながら集合場所でむっり黙り込んでしまっております私。
他のオケメンバーも、もひとつ爽やかさにかける表情を貼り付けつつ三々五々のあつまりで。

スタジオへは例によってカルガモ行進で連れて行ってもらいます。
私たちの控え室はステージすぐ横、近っ!
いわゆる大部屋とよばれる部類の楽屋へと通されますとそこにはYVでおなじみの**さんやら******師匠がたやらがいらっしゃいまして・・・・・・・・ぎゃーっ!大変だぁ!!
いいんですか、一緒にいていいんですかああああ?

「のこオケだけ隔離したらそれはもはやVIP扱いだってば。」
そういえばそうなんですけどね。

なんとなーく部屋の片側あたりにオケメンバーが貼りつくような状態で各自自分の荷物置き場を確保しました。

さて、さっそくサウンドチェックおよびライティングチェック。
衣装はまだ着なくていいからとりあえず持って舞台へ来いとの由。
ノコとともに携えて恐る恐る舞台袖へと急ぎます。
広くて立派な設備だなあ。
この舞台袖だけで私の部屋の二倍、いや三倍以上はあります。
棲んじゃおうかなここに。

そして肝心な舞台はというと、絶句!
は、派手派手やがな・・・・・・。
満完全色狸御殿。
ええと、ここは何処ですか、タイガーバームガーデンですか(笑)
めちゃくちゃオメデタソウなセットが組みあがっております。
私というしょぼい存在がますます影薄くなりますわいな。
え?私にぴったりですか、そうですか。

おや、ADさんが小さな箱馬(木箱のようなもの。踏み台に使ったりセットを組み立てる土台にしたりと色々便利)を持ってきてくれました。
わざわざ黒く塗ってくれています。
をを。これにノコの柄を「どん」と打ちつけろというのですね。
試すといい音がします。
ありがとうございます。うれしいな。
これ、もって帰ったら・・・・駄目?

いよいよホット師匠がたと音あわせ。
あれれ、気のせいか昨日の練習時よりテンポはやくなっていませんか。
っつーかマジ早いよ。
これでいくの?
了解しました。やります、やりますってば。

はいはいS師匠なんですか今度は。
・・・・・・・・・・。
アレンジちょっと変えるんですか、マイクが音を拾っていないから。
叩くリズムをちょっと変更するんですね。
ふーん、ちょっとだけなんですねええええええ、そうなんですねえええええ(爆)

何のために衣装をもっていったのか良くわからないまま、オケ隊撤収。
楽屋へ戻るなり円陣を組んで、今変更になった箇所をおさらい。
おさらい、おさらい、そして泥縄な特訓へ。

「だーいじょーぶだって、いけるいける。」とS師匠はおっしゃりますが。
あの、わたしらミュージシャンとしてはアマチュアですから。
いくら発表の場数をふんでいるからといって当日変更されたらパニックおこしますよ、堪忍してください。

らく乃は早々にシリアスモードを解除ならびに放棄いたしました。
まともに悩んでいたらますます泥沼へはまります。
しかしオケメンバー中にはスコア急変のショックで顔色が物凄い色に変わっている方も見受けられます。
ひー。

お弁当の味も良くわからないまま、べろんごくんと嚥下しているあいだにホールは開場。
観覧希望の抽選に当たったお客様がぞくぞくと詰め掛けてくるさまが楽屋モニターに映っています。
わあああ、はじまるよ、はじまっちゃうよーと皆で話しているうちに。


いよいよ開演。



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主筆者紹介
HN:
いちもんぢ らく乃
HP:
性別:
女性
職業:
危険物楽器扱業
自己紹介:
見たまま怪しい奴
ではありますが
無害です



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