忍者ブログ
のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
[1] [2] [3] [4]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

上演10分前。
舞台袖で客席をモニターでみてみると思った以上に空席が目立つ。
勿体無い、もっと宣伝すればよかったと臍をかむ思いだ。
のこぎりとアコーデオンとスチールパンのステージが楽しめるのだぞ、お買い得なのだぞ!!

上演5分前。
アナウンスが入ると、ようやく席が埋まってきた。
ふう。
一昨年もこのメイシアター中ホールにお世話になったが、そのときと緊張の種類が違う。
あの時は単なる武者震いだったけれど今回は責任感の度合いが上がっていた。

一人に付きマイクが一本。
確実に音が観客に届けられる。
良い意味でも悪い意味でも。


「時間や。」
「手順通りに入ってください。」

上がったままの緞帳の下、オケメンバーが席に着く。
らく乃は後列中央へ。
マイクの位置をチェックして、鋸と弓を構える。
全員の準備が整った。

 

♪ボン・・ボン・ボン・ボン・・・・・・・・・・・・
静かにベースが余韻の尾を引いてリズムを刻み始めた。
一曲目『イロード~侵食』
初っ端からオリジナル曲(しかも重く暗い旋律の大曲)をぶちかましだ。
のこぎりの音が何層にも何層にも重なって、そのうえから更にサキタ師匠の狂おしく切ない旋律が絡まってゆく。
筆者はひたすらに伴奏パートを繰り返して一種のトランス状態になりかけるのを懸命にこらえた。
なにしろこの曲は終わりの一音が放つ余韻が命なのである、気が抜けない。

ほわ、と余韻を残して最後の一音が空に消えた。
と、休まず続いて一人の奏者がマレットでリズムを刻み始めて。

♪コン コン コン コン・・・・

一人、また一人と弓をマレットに持ち換えた奏者がリズムをかさねてゆく。

♪コン コン コン コン・・・
♪んカ んカ んカ んカ・・・
♪んカカッッカんカカッッカ・・
♪ぼーん ぼーん ぼーんぼんぼん・・・
♪カッコン コーンんカ!・・・
♪ぎーちょちょ ぎっちょん・・・

はい、皆さんお待たせいたしましたな。
二曲目は、のこオケがお送りしております数々のレパートリーより、人気ナンバー『カチューシャ』登場。
しかもいつもよりメンバー増量ヴァージョンです、張り切ってまいりましょうか皆の衆。

「ハーッ!ハ!」
掛け声も勇ましく

♪べんよー べよべよー
時折合いの手を入れる怪奇音(サキタ師匠が羊羹流し型の底板を叩いてます)もひざ砕けに

ご存知ロシア民謡は加速して一気に爆発した。

 

暖かい観客の拍手に一礼した後でようやくMCタイム。
鋸からギターへ持ち換えて、サキタ師匠は次曲の解説をはじめた。

三曲目は『VIOLA』。
今回初めて演奏するオリジナル新曲だ。
実はこの曲はある人物に捧げられた切ない経緯があるのだが、今は語るのは止めて次の機会へまわすことにする。
この件に関しては筆者も少しばかり思いいれがあるのだよ。

金鳳花の野原を風が吹き抜けていくような
青空に鳥が舞うような
爽やかでいて、しっとりとした旋律が紡がれて・・・・

一所懸命に演奏したのだけど。
観客に伝わったのだろうか。
この想いと祈りが。

 

感慨にふける間もなく直ちに席替え。
ここで筆者は前列へ。すばやくマイクの位置をチェック。
今回のステージは頻繁に座席のシャッフルが行われている。
それもこれもいいハーモニーを観客に届けるための苦肉の策で。
ギリギリまで席替えシュミレーション地獄で、スタッフは耳から煙吹いていた。
合掌。


四曲目はこれまたオリジナル『Saw Rock』
これも人気ナンバーである。
このあたりで筆者もようやく気分が落ち着いてきた。
とくにこの楽曲は大好きなのだ。
サキタ師匠のギターも軽快に
鋸のピコパコした宇宙音やふゅるふゅるした怪奇音で
観客の気分は「シェキナベイベー!」である。たぶん。

 

あっという間にラストの曲へ。
何故今までこの楽曲を演奏しなかったのか不思議な、のこオケのために存在しているような超強力な破壊力を秘めた新作である。
作曲した北海道のバンド【キッコリーズ】のみなさんアリガトウ!
大事に大事に演奏させていただくよ。

「いくぜ!『オマエハ アホカ ブルース』!」

・・・・・・・・・・えーと。
説明は要らないと思うのでこの楽曲についてはノーコメントで(笑)
上手に演奏するコツはあんまり練習しないことという、哲学的なメロデイには違いないわな。
というわけでこの曲は殆ど練習していなく、なおかつ舞台の上で気の抜けまくった演奏だったのだが、何故かコレが一番客受けよかったのである・・・・・・・とほほほ。

 


暖かくて盛大な拍手をうけて。
のこぎりオーケストラは自分達のステージを務め上げ、次のアコーデオン楽団へとバトンを受け渡したのであったことよ。

 

PR

あ、あ痛たたたたた・・・・・。
珍しく胃炎を患っています、らく乃です。

去る2006年1月14日に吹田メイシアター中ホールにて演奏会が行われました。
いままでメイシアターは世界の民族音楽を市民に楽しんでもらうためイロイロなアーチストをホールに招待していましたが、会館20周年スペシャルということで『関西を中心に活躍するミュージシャン9組が集結し、音楽の三大要素「リズム」「メロディー」「ハーモニー」の3つキーワードのもと、2日間3公演』という太っ腹企画を打ちたて、そこに我ら【関西のこぎりオーケストラ】も招待してくださったのです。
感激で涙出ますがな。

共演はガールズアコーデオン楽団【リュクサンブール公園】
スチールパン楽団【one hartz pan groove】
という誠に持って大サービスな組み合わせになっておりました。
凄いんですよマジで。

んで。

その凄くすんばらしい仲間たちと演奏するんですが、い・・・痛い痛ぁ~い、胃が痛い~~~。
ピンで舞台に立つより緊張しています。
私としたことがガラにもない状態です。

実は今回の準備期間、演奏楽曲に変更やらアレンジ改訂やら期日ギリギリに新曲追加とかもう大変なことになっちゃっていたのですよ。
オケメンバーもその日出演できる人数が少なかったり(20人居ませんでした)
ふう・・・・・。

呑気お気楽がチームカラーなオケ連中が、涙目になりつつ殺気立った雰囲気の中猛特訓しているのですが、これがなんともうまくいかなくて。
ドツボにはまってさあ大変。
オケメンバーにはリュクサンと掛け持ちしている人もいるので心労は絶えなかったと思います。

当日は楽屋変更もあったのですが、運悪く連絡メールサーバーがメンテナンスに突入しちゃって用件が誰にも伝わらなかったり。
さらに朝から雨が降って、士気の下がること下がること。
のこぎり錆びるよう・・・・。
そういえば、昨年の滋賀ライヴから連続4回雨降りだわ、のこぎりイヴェントって。
呪われてるのかよ(笑)

楽屋で泥縄な練習。
リハーサル。
さらにまた楽屋で練習。

実はこのとき筆者大ピンチでした。
【楽曲E】綺麗な音出ません、歪むわ雑音でるわ。そんでもって長い曲だから途中で腕が痺れてくるわ。
【楽曲K】一人だけ低音ベースパートなんですが、ダメ出しくらいました。
【楽曲V】新曲難しすぎです・・・・。
【楽曲PとB】リズム隊の入るタイミング変更だって。エンディングも変わるよ今頃。

うふふふふ。
あはははは。
なんか、川のあっち側からご先祖様が手招きしているのが見えて・・・・・。


いかん。
逝くのは本番舞台勤め上げてから後、後よっ!!
えー、開演20分前ですが、らく乃メシ食います!

「らく乃ちゃん、あんた今頃何してるの。後に食べぇや。」
「うわあ、お稲荷さんや。おばあちゃんみたいやね。」
「ほんでまた、魔法瓶にお茶持参って、遠足気分満々やわ。」
「卓袱台借りてきたら、似合うで。」

腹が減って力が出てきてないのですよ。
まだ時間あります。
・・・・・・化粧も軽くやっとくか。

「軽くない、その化粧軽くない!」
「バリバリのキメキメやんか、何やのそのチーク。」

えー?
今日のメイクはごく薄く、薄造りやのに。

「薄つくりって。」
「刺身やないねんから・・・。」

何とでも言うてください。
オケメンバーを脱力させる言動が出来てるってことは、筆者、HPとMPの補充が完了したしるしです。

いよっしゃあ。
なんとかやれるかも。

「舞台袖に集合。」

のこぎり、付属ハンドル1、付属ハンドル2、マレット1、マレット2。
今回は持って行くものが沢山あるけど忘れ物ないね。
弓には松脂を塗って準備完了。
よし、いくぜ!

今回は2005年10月10日に行われた「服部緑地レインボーヒル」ライヴの模様をお伝えいたします。

今までの経験から言って野外コンサートとのこぎりオーケストラの相性は、あまりよくありません。
一応アコステ楽器なのでマイクが上手く音をひろってくれないのです。
折角沢山ののこぎりが一斉に音色を奏でるので、そのハーモニーを余すことなく観客に届けたいと毎回マイクの配置に苦労していますが、残念な結果になることもよくありました。

今回のステージこそはどうしても成功させたい・・・・

S支部長の闘志はそれはもうメラメラと燃えておりました。

特別スーパーバイザーX氏(笑)を迎えてああでもないこうでもないと綿密なシュミレーションが重ねられます。
なにしろレインボーヒルでは大勢のアーチストが入れ替わり立ち代りのステージングなのでのこオケだけにPAを割くことができないのです。
使えるものは全て使い切ってなおかつ効果を最大に引き出さなくてはならないのです。

リハーサルでは二人でマイク一本を共有しました。
しかし、なんとも中途半端な音の拾い具合で演奏が客席に届きません。
S支部長を始め、スタッフやオケメンバーも渋い顔になります。
本番の時間も押し迫り、無常にもステージ撤収。
はてさてどうしよう?

昼食もそこそこに楽屋で緊急会議です。

のこぎりの音を効果的に拾うのはマイクを下に低く立てて、その上にのこぎりをセットするのが一番ですが、いかんせんマイクの数が足りません。
しかし先ほどのように数人で一つのマイクを共有する方法では全員共倒れです。

どうするべきか・・・・。

「各パート代表一人がマイクを一本独占しよう。」
なんとも残酷な方法が採用されました。

皆、いままで練習を頑張ってきました。
しかし座席の加減でマイクを独占する者と外されて客席には無音状態になってしまう者とに別れてしまうのです。
でも。
のこぎりオーケストラはもはや仲良しサークルの領域から卒業しなくてはなりません。
お金を払って聞きに来てくれたお客さんにそれに見合った最高のハーモニーを提供するプロ楽団であるべきなのです。

断腸の思いで座席とマイクの振り分けが改めて行われます。
今まで以上に演奏に対する責任の重みが増して、オケメンバーもニガ笑い。
実は今回新たにオリジナル新曲・しかも結構大曲を初披露することになっているのです。
こんなことでステージがうまく務まるのでしょうか?

時間の都合でマイクリハーサルが出来なかった「カチューシャ」チームにも不安がよぎります。
泥縄式に楽屋で音あわせをするものの、肝心のマイク位置はぶっつけ本番なのです。
基本的にお気楽で明るいチームカラーの彼らの良さが出ればよいのですけれど。

「ま、たのしくやろうや。」
そういうあなたこそ。
目が笑っていませんよ、S支部長。

先に会場を盛り上げてくれたミュージシャンのステージが終わりました。
場面転換がてきぱき行われます。

不安を胸に抱いてステージすそから見上げる客席上の空は、今にも降りだしそうな雨雲に覆われていました。

 

(これは2005年のお話です)

きました、ついにきちゃったよ収録の日が。
前日は興奮しちゃって寝不足です。
いくぶん据わり気味の眼をむりくりうごかしながら集合場所でむっり黙り込んでしまっております私。
他のオケメンバーも、もひとつ爽やかさにかける表情を貼り付けつつ三々五々のあつまりで。

スタジオへは例によってカルガモ行進で連れて行ってもらいます。
私たちの控え室はステージすぐ横、近っ!
いわゆる大部屋とよばれる部類の楽屋へと通されますとそこにはYVでおなじみの**さんやら******師匠がたやらがいらっしゃいまして・・・・・・・・ぎゃーっ!大変だぁ!!
いいんですか、一緒にいていいんですかああああ?

「のこオケだけ隔離したらそれはもはやVIP扱いだってば。」
そういえばそうなんですけどね。

なんとなーく部屋の片側あたりにオケメンバーが貼りつくような状態で各自自分の荷物置き場を確保しました。

さて、さっそくサウンドチェックおよびライティングチェック。
衣装はまだ着なくていいからとりあえず持って舞台へ来いとの由。
ノコとともに携えて恐る恐る舞台袖へと急ぎます。
広くて立派な設備だなあ。
この舞台袖だけで私の部屋の二倍、いや三倍以上はあります。
棲んじゃおうかなここに。

そして肝心な舞台はというと、絶句!
は、派手派手やがな・・・・・・。
満完全色狸御殿。
ええと、ここは何処ですか、タイガーバームガーデンですか(笑)
めちゃくちゃオメデタソウなセットが組みあがっております。
私というしょぼい存在がますます影薄くなりますわいな。
え?私にぴったりですか、そうですか。

おや、ADさんが小さな箱馬(木箱のようなもの。踏み台に使ったりセットを組み立てる土台にしたりと色々便利)を持ってきてくれました。
わざわざ黒く塗ってくれています。
をを。これにノコの柄を「どん」と打ちつけろというのですね。
試すといい音がします。
ありがとうございます。うれしいな。
これ、もって帰ったら・・・・駄目?

いよいよホット師匠がたと音あわせ。
あれれ、気のせいか昨日の練習時よりテンポはやくなっていませんか。
っつーかマジ早いよ。
これでいくの?
了解しました。やります、やりますってば。

はいはいS師匠なんですか今度は。
・・・・・・・・・・。
アレンジちょっと変えるんですか、マイクが音を拾っていないから。
叩くリズムをちょっと変更するんですね。
ふーん、ちょっとだけなんですねええええええ、そうなんですねえええええ(爆)

何のために衣装をもっていったのか良くわからないまま、オケ隊撤収。
楽屋へ戻るなり円陣を組んで、今変更になった箇所をおさらい。
おさらい、おさらい、そして泥縄な特訓へ。

「だーいじょーぶだって、いけるいける。」とS師匠はおっしゃりますが。
あの、わたしらミュージシャンとしてはアマチュアですから。
いくら発表の場数をふんでいるからといって当日変更されたらパニックおこしますよ、堪忍してください。

らく乃は早々にシリアスモードを解除ならびに放棄いたしました。
まともに悩んでいたらますます泥沼へはまります。
しかしオケメンバー中にはスコア急変のショックで顔色が物凄い色に変わっている方も見受けられます。
ひー。

お弁当の味も良くわからないまま、べろんごくんと嚥下しているあいだにホールは開場。
観覧希望の抽選に当たったお客様がぞくぞくと詰め掛けてくるさまが楽屋モニターに映っています。
わあああ、はじまるよ、はじまっちゃうよーと皆で話しているうちに。


いよいよ開演。

さて。
今回は2005年に放送されたアレに出た話を書きましょう。

N○K深夜枠「上方演芸ホール」音物大集合の巻パート1です。
はい、ワタクシ出演いたしました。
いや個人じゃないですよ、そんなわけないじゃん。
「関西のこぎりオーケストラ」から選ばれた精鋭(言い換えれば平日の昼間にぷらぷらしていたやつ)のひとりなわけで。
S師匠に引き連れられて、憧れの横山ホットブラザーズ師匠たちのバックバンドを勤めさせていただきました。

上方演芸ホールという番組はいわゆる公開録画もので、お客さんがたくさん見物している舞台に私たちものせてもらうという運びになったわけなのです。
よって、録画ではありますが収録は一発のみ。
緊張いたします。
ギャラリーも多いし。

収録日前日にホット師匠たちと軽く打ち合わせをするためN○K大阪に集合しました。
いやあ、広い、でかい、放送局って。
迷子になります。
私らみたいな素人は一発で遭難してしまいます。
向こうの係りの人が勝手にうろつかないでねと注意をくださいましたが、探検する気もしません、複雑すぎて。
ようやくスタジオへ到着すると既に三師匠とS師匠が打ち合わせ中でした。

邪魔しないよう部屋の隅っこでこそこそ準備。
その間番組のディレクターさんだの監督さんだの番組に携わる方々に紹介していただきましたが、すみません、誰がだれなのかさっぱりわかりませんでした(爆)
みんな同じ人に見える~。
テレビに出る人ってこういう現場の方々と上手に連携して仕事をしなきゃならないんですよね。
画面に映ってなんか芸や演技を披露するより私には難しいことです。
芸能人じゃなくてよかったとつくづく思いました。
なれといわれても無理!
芸事の才能より人間関係を円滑にわたりきる才能が必要です。
あう。

さて時間もあまりないことですし、早速音あわせにはいります。
仕切るのはアコーデオン担当マコト師匠。
肝心のノコ担当アキラ師匠は弟にまかせっきりで呑気に構えています。
ギターのセツオ師匠は・・・・・。
あの、すみません、曲、まだ覚えていらっしゃらないようにお見受けしますが・・・。
収録本番は明日なんですけど・・・・・・。
え?アキラ師匠もメロデイ覚えていらっしゃらないって?
がびーん!

不安を胸に抱きつつ初音あわせ。
曲目はべサメムーチョ。
普段のは弓で奏でるのこオケですが今回はアキラ師匠の叩くスタイルにあわせてマレット団編成になっています。
しかものこオケ新技「ドン!」と「ぱひょーん!」もTV初公開。
「ドン!」はのこの柄で床を打ち鳴らしてベース音を担当し、
「ぱひょーん!」は和のこを叩いて音にもヴィジュアルにも「切れ」を加えるという画期的(だと思うんだけど)な演奏法。
これはもう張り切るしかないではないですか。

「さんはい!」
ドン!
きゅお♪
こ♪
パン!
か♪
ぼー♪
ぱひょーん!
ジャッ!
「ぼにょおおおおおおん♪」
・・・・・・・・なんか、全員、メロメロのメタメタですが(汗)

「うん、ええんちゃうの」とアキラ師匠。
え、いいのか?まじかよ?
体から変な汗が噴いてます私。

ほんの数回あわせただけで次の曲、六甲おろし。
いいのか?
ほんとうにいいのか?

六甲おろしは弓に持ち替えて、アキラ師匠のメロに合いの手をいれる寸法になっています。
こちらは師匠方も慣れたもので、まあ、のこオケサイドが若干もたついたレヴェルだったので一安心。
安心していたら、マコト師匠いわく
「なんや、君ら演奏さぼってばっかりやんか。もっと弾きィや。」

し、師匠。
私たちは決してサボっているわけではなくて、師匠方を引き立てるため、あえて演奏パートを抑えていたわけで・・・・・・。

もちろん、これは遠慮がちなのこオケにたいしての師匠の親心であって決してクレームではありません。
お心をありがたーく頂戴して、急遽オケの演奏部分をその場で追加することに。
おかげで覚えなきゃならないことがまた増えました。
明日が本番だっつーに(泣)

〆の「おーまーえーはーあーほーかー」の練習もしっかりやりました。
以外なことに、師匠の叩く「おーまーえーはー(以下略)」のテンポが思っていた以上に速いのです。
あれれ?もっとのんびりしていた気がするんだけれど。
ネタでやるのと演奏の流れでやるのでは、どうもノリが違うようです。


どうにかこうにか練習が終わりました。
私をはじめ、幾人かのオケメンバーは、あさっての方向を向いて黄昏モードに入っていました。
大丈夫かよ?

 



楽屋通信過去ログより

2004年08月30日 /すばるこどもまつり    

さて今日は(2004年)8月29日「すばるホール」で行われた子供祭りのイベントルポだ。

こどもまつり二日目のホールイベントに我らサキタハヂメ率いる関西のこぎりオーケストラが出演したぞ。

一時間くらいのライブでした。
前半はサキタ氏オンステージで会場のハートをがっつりいただき。
「大きな古時計」演奏時にはイントロの地点で子供たちが大合唱。
「まだ曲はじまってへんがな」
とサキタ氏もタジタジ。

途中会場のちびっこを何人か舞台に上げてのこぎりに触ってみようコーナーがありました。
一人目の女の子はナカナカ上手だったんですが、その次登場した男の子の兄弟二人組は
「君らさっきの話聞いてへんかったやろ・・・・」とサキタ氏脱力の大胆奏法を披露、会場よりも舞台袖ののこオケメンバーにバカ受けしていました。

演奏された曲目は事情によりお伝えできませんが、ラストのオーケストラ全員による『ブラジル』は大盛り上がりでした。 

事情:同2004年度吹田メイシアターの予行練習もかねて観客の反応を見ようと
     レパートリー構成などほぼ同じものをぶつけてみたため
     この記事を書いていたときはネタバレ防止策として伏せていました
     当時の楽屋の様子はまだアルバムに残っていますので写真館リンクをご覧ください
     パスワードがご入用の方は直接らく乃までご連絡を)

のこぎりを肩に担いで
♪すっちゃか ちゃ ちゃ
とギザギザ部分を針金でこすって音をだすギロ隊が舞台せましと踊りまくり
♪こ-ん こん こん こん!
とマレット(バチ)で叩くベース隊が笑顔でリズムを刻めば
メロデイ隊が
♪ひゅーおーん ららららららららあああ
と美しい旋律をかぶせてきます。

会場からはチームワークばらばらな手拍子が巻き起こり
「君らどおいうリズム感してんねん」
と客席にツッコミトークをいれつつもサキタ氏自ら演奏を放棄しメロデイにノリノリで踊っていました。

た、楽し~~い。

楽屋も広くて使いやすかったし
差し入れのお弁当も美味しかったし。
また営業に呼んでね、すばるホールさん。



忍者ブログ [PR]
主筆者紹介
HN:
いちもんぢ らく乃
HP:
性別:
女性
職業:
危険物楽器扱業
自己紹介:
見たまま怪しい奴
ではありますが
無害です



最新記事
じぐざぐ郵便箱