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のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
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過去ログフェスティバル・ア・ゴー・ゴー   [ アメリカ決戦2004 より]     

のこぎり、OK。
テルミン、OK。
衣装、OK。
メンバーみんな揃ってるかい?
イエーィ!!

例によってのこぎり団は二台の車に分乗して一路ローリングキャンプへ。
道は覚えたから任せておけとハンドル握るたらすな、ナンデモご両人。
うんうん、よく頑張ったね二人とも。
アメリカに着いたときはどうしようかと思ったけれど、荒療治(笑)が効いたのかイッチョ前のロードローラーに成長しておりました。
一に地図
二に方位磁石
三に信じるのは己
自称アメリカ通のナビは信じるな(<散々世話になっておいてヒデエ言い草)

HAJIさんは壱号さんの車に乗っちゃたけれど、大丈夫だよね?
のこぎりだけじゃなく「我も忘れました」だとまるで落語だぞ。

などという心配もよそに何事もなくキャンプに到着。
いい天気で気持ち言い風にふかれながら、ほてほてと会場まで歩いてゆく。
[バーベキューはあちら][ろうそく作り体験]などと言う看板に混ざってミュージカルソーフェスティバルの張り紙が、[FREE!無料]の字体でかでかと貼り付けられていたりするので、テンションは自然と上り坂。

やがて実に素朴な野外舞台が見えてきた。
まだ集合時間には早かったらしく、世話役の人たちがPAの背ッティングに追われている。
やれやれよっこらしょと荷物を手近なテーブルにまとめ置き、我々一行は物販スペースをひやかしに。

丁度チャーリー御大と奥様が「ブラックロックモデル」と専用ケースを並べているところだったのだが、値段の安さにひやかしどころじゃなくマジで買い物モードのスイッチが入ってしまった。
奥様、奥様、ミュージカルソーがお安いですわよ。
日本で買うとン万円がこちらだと五千円ほどじゃございませんか。
おそるべし製造直売。
迷った末28インチモデルを購入。
それ以上大きいものだと腕の長さが足りないんだものしかたなし。
ケースは別売りだったのだが、なかなかいい感じの渋いデザインなので筆者以外の面々はあわせて購入。
テーブルの上は品物を並べても並べてもすぐに日本人が買ってゆくさまはまるで某ブランド店のよう。
いや、ここも一応音楽のこぎりのブランドなんだけれど。
調子にのって「ミュージカルソーピンズ」「SAWの先に付けるハンドル二種」なども買ってしまい、手持ちのドルがなくなる、なくなる。
ギリギリ残しておいた札もコンテストエントリー費につぎこんで。
はははは。
いまここでみんなとはぐれたら、モーテルまで帰られんな。

コンテストにエントリーすると自動的にIMSAに入会することになるらしい。
名刺サイズの会員証に自分の名前を書き込めば、ほら、国際証明書(嘘)。

去年作ったフェスティバルの団扇とかブラックロック社の広告ボールペンとかオマケをいろいろもらって筆者はホクホク顔である。

あるていど買い物も済んで、現地スタッフにも挨拶も済んで。
やっとフェスティバル開幕である。
いろいろイヴェント盛りだくさんなメインステージと、森の奥にあるミニステージでのコンテストの二本立てで進むとのこと。

よおーしやるぞお!

メインステージの演目全部見たいなと、若干後ろ髪を引かれつつ。
コンテスト出場者はのこぎりを携えて特設会場へと移動するのでありました。

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過去ログフェスティバル当日・大波乱   [ アメリカ決戦2004より ]     

一夜明けて。

昨晩のうちに我らが勇者様ことHAJIさんも到着したらしい。
やっとご一行さま集結である。
部屋をノックする音に、おはようございますと対応しに出ると、なにやら疲れきった表情のHAJIさん。
開口一番に出た言葉は

「雀さん・・・のこぎり貸して・・・・・」

一体何事ぞ?
HAJIさん、アメリカ行きの飛行機はバンクーバー経由。
信じられない事だが、乗り換えのとき航空会社がのこぎりだけ積み損なっちゃったというのである。
本人だけアメリカに着いても楽器がないとどうすんのさ。
こんなことがないようにミュージシャンは楽器だけは手放さずに持ち歩くものなんだけれど、あう・・・・。
特殊楽器で凶器な形状のサダメとはいえ、あまりといえばあんまりな。
のこぎりは次の便で届けてもらえるって言ったって、コンテスト、今日じゃんかよう(泣)
呆然としている場合じゃない、なんとか今の状態から抜け出さなくてはとHAJIさん、他のメンバーから借りれるものを物色しにやってきたのである。

幸い雀、R2、まいど、筆者の4名は「ミュッセル&ウエストファル社26インチモデル」というHAJIさん御用達のこぎりを所持していたので誰かに借りればコンテストだけはなんとか切り抜けられるし、最悪のばあいコンテスト会場で新品を買ってしまえと居直る余裕もでているようだ。
しかしそこに考え付くまでに相当葛藤があったらしく、HAJIさんの笑い顔に元気がない。
付き合って夜明かししたらしいナンデモさんとたらすなさんの眼の下にも薄っすら隈がういている。

慌ててノコを例の白木ケースから取出す雀さん。
ケースの話もそこそこに早速弾き具合を確かめるHAJIさん。
「あれ、これ俺のサインはいっているやんか」
東海支部発足の折にプレゼントしたイワクつきの品である。
しかも
「『がんばれ』やって」
まさか過去の自分から励まされるとは。
筆者たちも何も言えなかった。

とにかく、のこぎりの手配がついて気が緩んだらしい
「味噌汁飲みたい、漬物食べたい、梅干欲しい~」
と駄々を捏ね始めるHAJIさん。
アンタ子供ですか。
っていうか、ぎりぎりまで日本に居たやんか。
筆者提供カリカリ梅を立て続けに3個ほど貪り食らい、幸せそうにカラ袋の匂いを嗅いでいるさまはまるで のようだったが、口には出さずにいておいた。

 過去ログいざガーデンパーティ   [ アメリカ決戦2004 より]     

さて日もそろそろ暮れてきた。
ゆるゆるとストリートライブ(?)を終えた一行は、一旦家やホテルに引き返すこととなった。
夕方からローリングキャンプの方へ会場をうつしてパーティをするとのこと。

いいねえ。
日本代表女性陣はそそくさと自室にもどりお色直し。
こんなこともあろうかと浴衣を持参してきたのである。
流石に雀さんはそこまで手が回らなかったらしく、カジュアルなパンツスタイルに、まいどちゃんから借りた和てぬぐいをネッカチーフのように巻くことにしていたが、大阪組は浴衣二名、甚平一人とばっちりドレスアップ。
筆者は手製ののこぎり柄うちわを帯にセット。
さあこいアメリカ。

駐車場でにわか撮影会。
まいどちゃんは出発前に誕生プレゼントとして「日本代表」と染め抜かれた団扇をもらっていたが、忘れず持参してきたらしく、アサッテの方角に団扇を向けてポーズをとっていた。
余裕やねと話しかけるとそうじゃないらしい。

「これ、インタヴュー、聞かなきゃ。どうしましょう?」

そうなのだ。
われわれ大阪チームは日本出発前に王様から重要なミッションを受けていたのである。

『海外のソープレイヤーから日本の鋸奏者にメッセージをもらってくるべし』

年末に(2004年11月)大阪で行われる日本初ののこぎり音楽祭の為の前振りでもあったのだ、この旅は。

「わはははは。私英語わからんから、インタヴューは君に任せた」

「私だって話せないですよう」

「R2さんがいるじゃん」

「嫌~!ウチひとりに押し付けんといてえ」

「こうなりゃ雀さんも一連托生や」

「ええええええええ?」

「さあ、このカンニングペーパーを持つのじゃあ」

「そうじゃー読むのじゃー聞くのジャー」

質問の内容は
・のこぎり音楽を始めて何年?
・この楽器の魅力は?
・日本のプレイヤーにメッセージを
てなぐあいの簡単なものなのだが。
・・・・・・・ふう。
初対面の外国の人に気安く話しかけられるような度胸の持ち主などこのメンバーにはいない。

こら、笑うんじゃない。
こっちは緊張でテンパッテいるんだから。

例によって二台の車に分乗して会場へ。
でもって例によって道が判らなくなって必要以上時間をかけて到着。

パーティー会場というからどんなところかとどきどきしていたら、明日の大会会場「ローリングキャンプ」の駐車場。
明日の出場者たちのキャンピングカーが何台か並んで止まっていて、その持ち主たちが車の中からテーブルや椅子を引っ張り出していた。
会場に向かう途中で買い込んだ惣菜やフルーツをテーブルに並べていると、そのあいだにもほかの参加者たちがぞろと手土産を持ってあらわれた。
手作りサンドイッチ
サラダ
クッキーにアップルパイ
ジュース
ビール
・・・誰や食べかけのピザ持ってくる奴は?

てんでに好き勝手に飲み食いをはじめている。

よござんす。
私も好きにさせてもらいます。

浴衣の袖をからげて筆者もテーブルの上のご馳走に手を伸ばした。

過去ログいよいよ始まる鋸祭   [ アメリカ決戦2004 より]     

サンタクルーズの町の功労者TOMじいさんの銅像が道端に建っている。
ごく自然にのこぎりを膝に挟んでなにかを奏でている。
不思議と自然な風景。
商店街で買い物を楽しむ人々が通り過ぎてゆく。
いつもは静かなこの通りも今日はにぎやかだ。
銅像の前に何処から持ってきたのかたくさんの椅子が設置され、のこぎりやギター、バンジョー、ヴァイオリンにフィドルという楽器を手にした人々が腰掛けてのんびりと寛いでいる。
のこぎりフェスティバル前夜祭の始まりだ。

IMSA(International Musical Saw Association )の垂れ幕が、さりげなく向かいの書店に掛けられていて、その前にひときわ背の高い銀髪男性の姿が。
IMSA現会長のモーガン氏だ。
何を言っているのかさっぱりわからないが、どうやら君たちも一緒にセッションしないかと誘ってくれているようだ。
わーい。
ヴィデオの撮影は男性陣にまかせて筆者とまいどちゃんはそそくさと椅子へ。
日差しが眩しく目をうまく開けていられない。
それでもなんとか目をこらすと
をを!
前IMSA会長チャーリーブラックロック氏が
世界一流のSOWプレイヤー、デヴィットワイズ氏が
目の前に。
きゃああああ!
テンションはいきなり急上昇である。

筆者も鼻息荒くのこぎりをケースから取り出し、いざ合奏へ。
・・・・ところが知らない曲ばっかり演奏するのだな皆。
アメリカ人だから誰でも知っている曲をやっているのかなと思ったがそんなこと関係なしらしい。
誰かが
「****弾きます~」
と言って、勝手に演奏していてもし自分も知っていたら適当に混ざってもいいよ~、てなぐあいの、まことにユルイセッションである。
ええのか?
なんとものこぎりらしい。

そのうち、日本人が大量にやってきたことに気がついた誰かが「荒城の月」の伴奏を弾き始めた。
これは参加しなくては。
1コーラス目はマレットで叩いてホット師匠に敬意を払い、2コーラス以降はみなのように弓で奏でる。
燦燦と降り注ぐ太陽の下、妙にご陽気な「荒城の月」が街中に流れる。
滝廉太郎もまさか自分のこの曲がこんな使われ方をするとは思ってもいなかっただろう。
調子にのって「さくらさくら」「きらきら星」とベタなナンバーを続ける。
アメリカのプレイヤーも参加して盛り上がる。

日本の男性陣も撮影に飽きたのか我慢が出来なくなったのか、のこぎりを構えて乱入してきた。
実にいい感じ。
買い物帰りの地元の人たちに手を振りながら時間がゆったり流れて行くのを筆者は感じていた。

過去ログあれこれあります、ノコ奏法   [ アメリカ決戦2004 より]     

さて、アメリカ2日目は皆で水族館に遠足にいったのだがここでは割愛。
おっちゃん壱号の先導で車二台で出かけたのだが、壱号さんたら思い切りのいい方向音痴なので付いていく我々は大変な目に遭ったことだけは書いておく。
素人の私でさえ「一方通行逆走」とか「右ウインカーを光らせて左に曲がる」のはどうかと思うぞ。


で、3日目。
フェスティバル前夜祭。
流石に今日は練習しなきゃまずいので、モーテル近くの公園で朝練習に全員で繰り出すこととなった。
公園はほどほどの広さで清潔でいい感じ。
ベンチや東屋へそれぞれ散って練習開始。
とはいうものの、まだ頭も体も寝ぼけているのか楽器を奏でるもではいかず、とりあえず鳴らしてます状態で明日のフェスティバルがちと不安。

たらすなさんは親指故障中でテーピングぐるぐるだし
ナンデモさんはテルミンが気がかりで仕方がないし
R2さんは主旋律やハモリの練習ができひんようと涙目
まいどちゃんと筆者は二人のリズムのコンビネーションが合わずため息ばかり。

草々にレッスンに飽きてしまった東京おっちゃん三人組は、カメラやヴィデオでお互いに撮影をはじめるしまつ。

ゆるい。
これこそノコ音者。

おっちゃん参号が、比較的真面目に練習している雀さんのスチール製弓に着目、さっそく練習の邪魔・・・じゃなかったヴィデオインタヴューにやってきた。

東京組はヴァイオリンの弓や「ソーヤー谷村モデル」弓を使用。
演奏する時も弓に松脂を塗ってから、弾く直前に水で湿らせたスポンジでサッと毛の部分を撫でるというソーヤー谷村式奏法を忠実に守っている。
何故水で湿らせるのかというと、こうするとノコと弓の摩擦音が少なくなって綺麗な音色が引き立つかららしい。
ただこれ、室内ならともかく今回のような野外で、しかも夏場ということになると、あまり役に立っていなさそうである。
ヘタすると一曲弾いている途中で弓が乾いちゃって大変めんどくさいことになりかねない。
明日の大会はどうするんでしょうね。

おっと、こんどは参号さん、筆者の方にやってきたぞ。

「こんどは大阪のみなさんです、おや?これは変わったものでのこぎりを叩いていますね」

ナレーション付きである。

「マレットですよ、これで叩くんです」

筆者も親切に解説にまわる。
どうも東京組は『叩く』奏法はご存知ないらしい。
横山ホットブラザースの名ギャグ
♪お~ま~へ~は~あ~ほ~か~?
を実演してもキョトンとしている。
ちなみにこの参号さんは定年退職後、玉すだれの芸でボランティア公演をまめにしている芸達者さんなのだが、しらないんですか、マジで???
関西人には信じられないリアクションである。

弓を自作するというのもかなり珍しがられた。
大阪組の女子(笑)三人が習い始めた時に手にいれたノコはミュッセル&ウエストファル社26インチセットで、付属の弓はヒッコリーの板(幅2センチ長さ60センチ程度)に釣りテグスを張ったもので、糸が痛んだら自分で取替える様式になっている。
これを基本として持ち手素材の改良やら糸の張り方の工夫を自然にマスターしていたので「弓は自分で作れてこそ一人前」と筆者達は信じていたのでそんなに不思議がられると意外な感じがする。

雀さんも自分で作る派だ。
流石に鉄板は自分で切れないのでお店の人に図案をわたして切ってもらったそうだが。(めちゃくちゃ嫌がられたらしい。だろうなあ)

このときの筆者の弓は、ホームセンターで1メートル140円で買ったコードカバーをキッチン鋏で適当にぶった切ったものに、糸を引っ掛ける切れ目を二箇所入れ、2号サイズの釣り糸(しかも色は蛍光ピンク!)を120本ほど束ねて掛けただけ。
なめているのか世界大会。
でもこれ、けっこういい音するのだな、不思議なことに。
まいどちゃんのは持ち手も短い小回りが効くタイプ。
R2さんは糸の並びも美しい芸術品のような自作品。
たらすなさん、ナンデモさんはノコの種類もサイズも違って弓もヴァイオリンの物を転用。

ちょっとノコ者が集まっただけでこの違い。
なかなか奥が深いものである。

過去ログ♪俺はお前を揺さぶる   [ アメリカ決戦2004より ]    
ゴン ゴン ガン♪
ゴン ゴン ガン♪
ゴン ゴン ガン♪
ゴン ゴン ガン♪

なんじゃら ほいじゃか もにょもにょもにょの
かっぺっぺーのどっこいせー・・・・


いや、筆者の頭がおかしくなったわけではない。
大阪、東京、名古屋の日本チーム(除くHAJIさん)が無事合流できたのでシーフードレストランで夕食会を楽しんでいた時の珍事である。
海辺の、窓の外から野生アザラシや野生ペリカンを見物できるような、いい感じのレストラン。
ウエイターのお兄ちゃんがアッカルーイのはアメリカらしいけど味付けはシンプルでまあ、おいしい部類にはいるかなと、もぐもぐ租借することに熱中していた筆者の背後からそれは聞こえた。
私の席の後は仕切りで、裏は厨房。

ゴン ゴン ガン♪
ゴン ゴン ガン♪
ゴン ゴン ガン♪
ゴン ゴン ガン♪

この妙に耳馴染みのいいリズムは・・・

♪ういーういる ういーういる ろっちゅー!

あの・・お店のおにいさん達。
まだ私ら客残ってるんですが、もう出来上がっちゃてますか?
ビール呑みながらクイーン熱唱ですか。
っていうか、コレぐらいの英語も聞き取れなかったのか私。


アメリカ旅行中はほとんどTVは観なかった。
中国へ行った時は情報は熱心にチェックするのだが、どうも興味が湧かない。
せいぜい車で移動しているときのカーラジオに耳を傾けるていど。
それもチャンネル権はハンドルを握る男性にあったので、最新全米TOPチャートなんてものはまず聴いていない。
妙になつかしいロックばかりが旅の友だった。
ちょっと勿体無い。

音楽を演奏という形で提供する立場に立たされて、演奏するってことは只楽器を鳴らせば良いということではないのだと、耳に痛いほど各方面から指南をいただいた。
あさってはノコギリ祭り前夜祭で、次の日は本番。

♪俺はお前を揺さぶる

私たちの演奏は聴いてくれる皆の心を揺さぶることができるのだろうか。

♪俺はお前を揺さぶる

今日は練習をしていない。
まあ、仕方が無いな。

♪俺はお前を揺さぶる

明日は遠足で水族館に行くらしいし。
いいのか、ヲイ。

♪俺はお前を揺さぶる
♪俺はお前を揺さぶる

なんだか筆者自身プレッシャーに揺さぶりをかけられてきた。


♪俺はお前を揺さぶる・・・

明日もいい天気なんだろうな・・・。

過去ログ旅は道連れ道ハズレ   [ アメリカ決戦2004 より]     

ようやっとモーテルへ到着。
さらにチェックイン時に言葉の壁にぶつかる。
すっかり乗り物酔いでグロッキーな筆者は進んで荷物番に。
あう・・・・・。
遠かった。
お前が言うなというツッコミもなく全員へれへれとお部屋へ。

このモーテルで東京からおぢさん3名と名古屋からおネーさん1名が合流予定なのだが、とんと姿は見えず。
おっちゃんはともかくおネーさんとはしばらくのあいだ同じ部屋に泊まることになっているので、ちょい不安。
人見知り激しいからなあ。
(嘘つくな)

コンコンと軽やかなノックとともに
彼女達はやってきた。

「どーもー!雀(源氏名)でえええええええええす」

「うっわー何だこのハイテンション女は」

ドアの前で狼狽するR2さんに名古屋嬢は

「ちえーい、パンチだー!」

「なんの、クロスカウンター!」

「レフェリー」

「ワン・ツー・スリー!カンカンカン」

「アイム・ウイナー」
勝利のポーズ。

「待て待て、勝ったのはアタシ」

「いえいえアタシ」

「・・・・あの、本当に名古屋からいらっしゃった方ですか?難波あたりにお住まいではなく」

「ノリ、良すぎ」

「えー?普通ですよ」

いやふつう違いますよ雀さん。
挨拶もそこそこに、初対面でクロスカウンターですか。

後に控えているおっちゃん壱号、弐号、参号もクセのありそうな雰囲気が。

「やっ、どーも」

「ど・・・どうも」

大阪勢旗色悪し。
にわかにパーテイは大人数になって・・・・・だいじょうぶかヲイ。



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主筆者紹介
HN:
いちもんぢ らく乃
HP:
性別:
女性
職業:
危険物楽器扱業
自己紹介:
見たまま怪しい奴
ではありますが
無害です



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