のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 2004吹田メイシアターフェス ログ コンサートもいよいよ大詰め。 ちなみにゲストミュージシャンは どうもありがとうございました・・・・って演奏はこれからやんか。 「剣の舞」 「スリー、フォー!」 ピアノは小松さんとノコオケメンバーさやや(白い妖精/笑)の連弾で激しく伴奏を打つ。 パーカッションも入ってにぎやか。 ♪ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ・・・・・ 正確にメロを刻むリードノコ・サキタ。 ♪ちゃーららー メロデイ隊とフィルイン隊の掛け合いもあざやかだ。 あっというまに最終章へ。 オーケストラのメンバーがさらに増えてゆく。 チチさんもウクレレを持って再び登場。 「この曲は10年前から大切に演奏し続けていた曲です。 チチさんのウクレレが静かに流れ始めた。 のこぎりの音もミルフィーユのように 演奏中の筆者はその音のシンクロ率の高さに鳥肌が立っていた。 弓の運針(上下運動)のきれいに揃っている。 フレーズが重なるごとに音色も強く力強く ♪ふぁら~ん 一種のトランス状態に開場は包まれていた。 何拍かの沈黙。 ブラ-ヴォ!
え~っ?。 「キャラバン!」 ♪ジャ~ン(じやかじゃかじゃかじゃか~~~~~) アラビアチックなジャズのスタンダードナンバーがにぎやかに始まった。 ツッツちゃか ジャカジャ! コーンコン コーンコン! メロデイ隊もにこやかに弓をふるう。 サビ部分になるとギロ隊はステップも軽やかに踊り始め、開場はさらに盛り上がる。 チチさんも嬉しそうにウクレレをかき鳴らす。 サキタ氏もアホの一つ覚えダンスを踊り始める(笑) ♪ジャーッ ラッチャ チャチャチャチャ! 決まった。 割れんばかりの拍手のなか、幕は下りていった・・・・・ PR 2004吹田メイシアターフェス ログ やはり地元は違う。 ♪わわ~(あ、よいしょ) 「やかましい!」 ♪歌って 笑って ホットブラザーズ~ オープニングテーマだけで場内大爆笑。 これ、これ。 「えー、日本のこぎり音楽協会関西支部発足10周年オメデトウゴザイマス」 『ギターは弾くもんやない、叩くもんや』とうそぶくブラザーズ長男アキラ師匠を真ん中に、舞台向かって左、アコーデオンの次男マコト師匠、右がわギター三男実生活では五男)セツオ師匠。 結成50周年以上の大ベテランのトボケタ掛け合い漫才がつづく。 「いつものアレ、やろか~」 「はい、みなさんご一緒に」 これ以上無い脱力したノコを叩く音。 おーまーへーはーあーほーかー♪ 「荒城の月」という定番曲に加え「川の流れのように」もギャグを織り交ぜて熱演。 「のこぎりのコドモ持って来たデ」 こんここ こんの すっこんこん! 「まだあるで、おとーさんのこぎりや~」 ♪ぼよおおおおおおん 「これでなにやろか」 ♪あなた だけが~ 「うーわ!」 「こんな速い曲やってられんわい!」 ♪うたーって わらーって ホットブラーザーズー じゃ じゃ じゃーん
「せっかくなんで我々オーケストラと一緒に一曲お願いできませんか?」 舞台袖で笑いをかみ殺していたノコオケメンバーに緊張がはしる。 椅子とノコ一式を携え、先発メンバーが師匠たちの後ろに並んだ。 いよいよ関西のこぎりオーケストラの活躍がはじまったのである。 ♪じゃんじゃーかじゃーん ♪ぽよよーん ぽんぽん ぽーん ぽよ-ん アキラ師匠がいつものノコで気の抜けた音色で ♪ひゅーるるん と、合いの手をいれる 「はーん しーん タイガース!」 一度も合同練習したことがなかったのだが、なんとか最後まで演奏できた。 「では〆に。さんはい!」 師匠とオケ一緒に 喝采を浴びて三師匠たちは舞台袖へと帰っていった。 2004吹田メイシアターフェス ログ ひゅーん のどかなノコの音
舞台に再度登場サキタハヂメ。 あ、お色直ししてる。 チチさんも今日はビシーっとタキシード姿。 「君ら、ほんまに何処でも行くな~」 流れるヴィデオをみながらの二人のゆるーいトークがはじまった。 ヴィデオの内容は、アメリカ演奏旅行顛末記。 「ではチチさんに演奏していただきましょう」 をををををを。 GONTITIのギタリストチチ松村の隠されたもう一つの顔が、いまあかされる! はっきり言おう。 「オリジナルの歌弾きます~」 鋸をかまえてヴァイオリンの弓で・・・・・・ ♪ひゅる~ るる~ん ・・・・・・・・・・。 ♪もーだれーもー いなーいー しかも弾き歌い! ♪ぼくはー ひとりぼーっちー それにしてもこの御仁、なんで目出度い席にこんな暗い歌をセレクトするんですかね。 「牧歌的な音のする楽器(例:ウクレレ)で暗い曲演奏するのが好き」 ひょろるーんと余韻を残してチチさんの演奏は終了。 舞台の下も舞台袖も惜しみない拍手を送ったのでした。 2004吹田メイシアターフェス ログ 軽く伸び一つ。 ♪ぴーん ぽ-ん ぱーん ぽーん
2004吹田メイシアターフェス ログ 「"ゴールデン フライ"のみなさんです。」 紹介されて登場したのは男性1名女性2名のユニットである。 三人とも黒いタートルネックに色違いのハンチング帽子。 彼らは通称「ゴーフラ」と呼ばれている。 曲のタイトルは「kai」 ギターの伴奏に二本のノコぎりの音が浮遊するようにからまってゆく。 ふぃよーん ふゅおーん これはマレットで叩かず弓で奏でるからこそ出せる不可思議なハーモニーだ。 ふぁー ふぃよーん 開場中が静まり返って聞きほれている。 曲がおわってからもしばらく余韻に浸りたい、そんな演奏だった。
ゴーフラが退場して、サキタ氏が次のグループを紹介しようとマイクをにぎると ぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ 全身黒尽くめの集団が一列になって舞台に現れた。 ぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ 彼らは舞台に上りきっても行進を止めない。 ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる 周りを明るく照らしていたライトが消えた。 ぽうっと一箇所だけが光っている。 ぼーん ぼーん ぼーんぼーん ンカカ ンカ ンカカ ンカ コーン コン コーン コン じゃかじゃか じゃっじゃか じゃかじゃか じゃっじゃか ノコギリの形状や叩くバチ、演奏法の違いにより様々な音色がきこえてくる。 「ほっ!」 掛け声とともにメロデイが始まった。 びゅおーん びょびょーん 暗いライティングと哀愁漂うメロデイがなんともいえない異様な雰囲気をつくりあげている。 1コーラス目が終わった。 「はっ!」 2コーラス目はテンポが上がっている。 「ひょっ!」 3コーラス目になるとさらに演奏スピードは加速する。 「ヒョホー!」 ンカ! ンカンカ! 「ホッ ホッ!」 ぼーん ぼーん ぼーん! 「ハッ! ホッ!」 ゴンガ ゴンガ ゴンガ! ガンガン!!
終わったのか?
ごが ごが ごが ごが ごが! さらにテンションの高い演奏がはじまった。 ごが ごが ごが ごが ごが! もう誰にも止められない。 最高にもりあがったところで がっ!と演奏は止んだ。 割れんばかりの拍手の中、集団は一礼の後再びぐるぐると円を描いて行進をはじめた。 「カチューシャ2004でしたー。」 ここでサキタ氏は再びノコを持って登場。 ここで第一部は終了、一旦休憩となった。 2004吹田メイシアターフェス ログ 司会に呼び出されて舞台袖から登場した人物を目にした客席にびみょ~~~な空気が漂った。
客席がざわついた理由とは。 バリバリにキメタ金髪。 で、さっきから気になるのだが、笊を小脇にかかえて後をついてくる黒子(笑)二名は何? 舞台上に現れた不審人物は、一言も話さず、ふらーりとマイクスタンドをセットした椅子の前を通り過ぎ・・・・て戻って座った。 ふ、と気づいたかのように後をふりかえるヨンモドキ。 目と目で合図。
わはははははははははははははははは。 おそらく日本でその年(2004年度)一番世間で話題になった『例のあのドラマ』のテーマ曲が流れ始めたとたん会場内に爆笑の渦が巻き起こった。 イントロに合わせて黒子が盛大に雪をまき散らかすので、見ていて笑いが止まらない。 ぶわっつさ 頭上からの大量の紙ふぶきに微笑み(うわーっつ)をうかべて 「ほお?」 扮装のアホラシサとは違い、演奏は(比較的)まともである。 ワンコーラス目を弾き切った時、演奏者には会場から暖かい拍手が送られていた。 間奏の時にも雪は奏者に降り積もる。 つらくない? エンディングは音におもいきりポルタメントをかけて、 怒涛の三分間を弾き終えて。
司会のサキタ氏は去り際のらく乃の後頭部に隠し持っていた紙ふぶきを投げつけて
2004吹田メイシアターフェス ログ 椅子に腰掛けるとピアノの伴奏が静かにながれはじめた。 無骨なのこぎりの姿からは信じられない、かそけく美しい音色がホールに染み渡る。 サキタ氏は膝でノコギリの柄の部分を挟み、のこの背のつるつるした面をヴァイオリンの弓のようなもので擦っている。 お間抜け。 演奏が終わると場内からは感動のため息と惜しみない拍手が演奏家に送られた。
この日のために誂えたスーツをびしっと着こなした、のこ音関西支部長にして本日の仕掛け人は観客に語りかける。
紋付袴を粋に着こなした爺様が、オツムをぴかりんと光らせながら舞台袖から登場した。 「や、どーもどーも。」 都家歌六。 「ではまず一曲。『雨のブルース』、のこぎりの音が淡屋のり子さんの歌声にきこえたらご喝采を。」 びゅるおーん さきほどの飄々とした物腰からは想像もつかない激しい演奏。 びょるるるるーん! キャバレーの喧騒をも掻い潜るという爆音でありながら、まるで本当に淡屋のり子が歌っているかのようなしっとりとした情感が聴くものをとらまえる。 「いかがだったでしょうか?」 もちろんの拍手喝さい。
ステージは好調なスタートをきった。 |
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