のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 をを、なんという運命の板面・・・じゃなかった悪戯か。 晴れた日は今までになかったのか?
(あ、暑い暑い暑い~) のこぎりが日光をモロに受けてアッツアツになっているのである。 そうあれは一昨年「三木市金物祭り」にスチールパンオーケストラと一緒に招待してもらった時の話だ。 そうとも。 あの時は本当に良い天気であった。 「生き地獄」 ステージを終えて。 「たはははは。」 「大変でしたね~~。」 「こんなはずじゃぁ・・・・・うううう・・・・・・。」 「まあ、こんなもんでしょ、そう気ィ落とさんと。」
やはり南国生まれのスチールパンとちがって、ロシアや東欧で愛好されているのこぎりは暗くてしんみりした場が似合うのかなあ。 こんないい天気が悪いねん。
はい、余計なお祈りしちゃった筆者自業自得です(爆) 「やっぱりオノレが犯人かよ!!!」 ひいいいいいいいい。
と、話をまとめたところで「アホ格推理小説」はこれにて終了。
PR 「ひえええええええええええ。」 何かよく状況が飲み込めないが、とにかく本編の主人公である大間抜け女は逃げていた。 「チクショウ、折角の推理がことごとく覆されて。これじゃまるで道化じゃないか。」 まるで、じゃなくて正に、だ。 「この地で行った【例のアレ】で推理に破綻がきたんだよな。」 ギロリと湖水をにらみつける。 「ばっきゃろー!てめ、何の恨みがあってアタシの推理にケチつけんだよ、うら~~~~!」 言いがかりにも程が有る。 「あらっ?」 ひゅるるるるるる~んぼちゃん! 言わんこっちゃない。 「ああっ嘘ォしまったァ!」 大事な鋸を湖に落としたな、お約束どおりの展開だなアンタ。 ぶく。 湖の中から大きな泡が立った。 ごぼぼ。 その泡はどんどん膨れ上がり・・・・・。 どざざざざざーっ。 そして大量の湖水を吹き上げて・・・・・。 「ごーらー!のごぎりを投げごんだのは、どごのどいつだー!」 「うわーでたーっ!お約束の展開キターッ!」 湖の主、琵*湖大*まずが出現した。 「おーまーえーかー?」 主は4トントラックのタイヤホイルのような目玉で女をにらみ付けた。 「あぶないじゃないかー!」 「ひゃーでけー!すげー!」 驚いて腰でもぬかすかとおもえばこの女、オドロオドロシクも馬鹿馬鹿しい展開にめげず、というか嬉々としてこの状況になじんでおり。 「鉄の鋸ですから。」 と怪物相手に元気に答えるしまつ。 「んなごだ判っでる。」 主、なんだかこのノリでは、やりづらそうである。 「ですから鉄の鋸ですってば。」 物欲しそうな手つきで主にアピールしていた。 「アタシが落としたのは鉄の鋸なんです~正直に答えたから金の鋸と銀の鋸下さ~い。」 「何言うで、ドアホ!」 主は一喝した。 「そんな童話みだいな牧歌的なオチづけられるかボケ!」 「え~。」 「えー、じゃない。そもそもなんだ、お前は。卑しくも*阪*民でありながら、日ごろ恩恵を受げでいる*畿の*瓶の守り主であるどころのワシ、琵*湖大*まずに・・・・・・。 「いやそのォ、万が一このブログをググられたら拙いんだな今回は・・・。」 先刻とはうってかわって妙に物言いに歯切れがなくなる女。 「きっとアノヒトこんなアホブログの存在に気づいてないと思うけどさ。気拙いじゃん。」 一応同門なんだしさとかなんとかブツブツ言って煮え切らないことこの上ない。 「どにがぐ!」 先に主の方がキレた。 「お前達が慢心に満ちだ演奏をで観客に不快な思いをさせない為に心を鬼にして雨を降らせでやっでいるのに何だその態度は!」 「ええ!」 これには流石に驚いた。 「そうやったんか。」 「そうとも。」 主は魚類の身でありながら起用にふんぞり帰った。 「お前だちがワシの為に毎年演奏会なんぞを催しでぐれるのでな。 「え?えー?それちょっと・・・ってたぶんおそらく違う。」 「何を言う段取り悪いリハでゲストに居心地悪い思いをさせ本番では狭い場所に観客押し込めて微妙に気持ち悪い音階でアレンジに何のひねりも無く左右バランスのおかしいマイクでハモってんだかなんだかよくわからん状態を延々とフルコーラスしかも暗くて湿っぽい選曲ばっかこれで金とるのかよアンコール曲も急にきめるなこっちだって都合ってもんがあるんだほらみろ案の定グダグダじゃん打ち上げの酒宴も座席割りが何だかな~不味い酒だったよあ~気疲れしたでも一応おんなじ講座受講した仲間だから悪口言えねえでも書くよ筆者小心者だからもし見つかって恨まれたら困るドキドキ脂汗のことやらかしたではないか。」 「それはうちらと違います!!!!!」 「え?あれそうなの?」 「うちらは主催じゃなくゲスト」 女は主にプログラムを見せた、証拠写真も。 「あ、らー。」 「・・・・・・・・。」 「人違い?のこ違い?」 「違い、です。」 「さらばだ!」 「あ、それアタシの台詞!」 「他人のふり見てわが身ふり直せ~~~~だど!覚えどげ~~!」 「無理やりいい方向へ話まとめるな~!」 逃げる主のたてた派手な水しぶきを浴びながら女は絶叫した。 「それからアタシののこぎり返せ~~~~~!」 「ごんな切れない鋸いらん。」 ぽいっと投げつけられたのこぎり。 「お、とととと。」 ごつん! 受け取り損ねたそれは女の脳天に直撃した。 「げ。」 あっさり昏倒する。 「では本当におさらばだ~。あ、よぐ考えたらワシっで地震予知はするけど雨乞いなんで神通力持っでおらんかっだ~ははははは。そんなスキル持っでおったらカラ梅雨で慌でる事もないしな~。雨のごどなら他当たっでや~。」 「な・・・なんじゃそりゃあ・・・・・。」 薄れ行く意識の中でツッコミを入れる女に降り注ぐ水しぶきはやがて本物の雨に変わっていた。 「オチ・・・どうすんねん・・・・。」 本当にどうしよう。 ♪べよーん よ よーん よ・・・・ 薄暗い室内に響き渡るみょうてけれんな調べ。 「はっ!」 ちょっとでも楽器演奏をやったことのある人なら、それもバンドやオケなど合奏ってヤツを体験したことがある人ならわかってもらえると思うが、大変なのよ集団で美しいハーモニーをつむぎだすのって。 「ほっ!」 だから集団行動にはリーダーが必要で、オケには指揮者やバンドマスターが必ずいるわけで。 「ひょうっ!」 【楽曲K】にはスペシャルなバンドマスター・・ 「はっーは!」 さっきから聞こえるキッカイでケッタイな掛け声の主がそれで・・・・ 「ひょーほ!うほうほ!」 掛け声隊長Tさんなのでありまして・・・・・ 「むっきょー! ほきょ! ほきょ! うきゃ!うきゃ! ひょー! ほっきゅおおおおおおおおお!」 お兄さん、あんた怖いわっ! のこぎりの背中部分を肩に担ぐように構え、ギザギザした刃の部分を特製ギロ棒(材料は折れた傘の骨!)でギロギロ擦りながら絶叫する様はまるで怪奇漫画の登場人物のごとし。 「うほ!うほ!うほ!うほ!」 気のせいかTさんの背景におどろおどろした漫画効果がみえるような・・・。 どんがらがっしゃ~~~ん うわあ、まじだよ、本当に雷おちてるよ外。 なんということだ。 そうだよ、どうも変だとおもっていたんだよ。 「うきょ!」 ・・・・・・この呪術師(笑) 間違いない。 「ちょっと、ちょっとらく乃ちゃん。」 「大変だ、皆聞いてくれい。」 「何ひとり興奮してんねん。」 「雨降ってるでー。」 「いやそれはわかってるって。」 「なんと!Tさんはわかってやってたんですか!」 「は?」 「このこの~しらばっくれちゃってもう。 「何寝ぼけたこと言うてんねん。今日は昼から天気崩れるって天気予報が言うてたやんか。」 「またまたトボケちゃって。天気は【楽曲K】のせいなんでしょ。 「・・・・・あのなあ、仮にこの曲が雨乞い儀式やったとしてもやで、朝から雨降ってたら関係ないやんか。」 「え?それはそのー・・・前日に練習したやつが次の朝効いて・・・とか。」 「一心寺の時は前日練習してないやろ。でも当日土砂降り。」 「う。」 「それにな、滋賀のアレな。あんときは【楽曲K】やってへんで。」 「がびーん!チクショウまた滋賀のアレで例外でたー!」 調子にのっていたはずの推理にまたまた穴が。 「あ、あ、そうか【楽曲B】あっちか、あっちが雨乞い曲や、そうや~きっとそうや~。」 もうパフォーマンスも掛け声も関係ないがな。 「【楽曲B】はアメリカでやったよなー、ええ天気やったよなー。 「げふっ、そこまで遡りますか。」 ぐうの音も出ない探偵。 「そーか、演奏中そんなこと考とったんか。」 ギロリと刃を光らせて詰め寄る隊長。 「どうもリズムが狂って全体のノリが悪いと思ったら原因はらく乃ちゃんか。」 「ぎ、く。」 外だけではなく室内も雲行きが怪しくなってきた。 やばい。 「あ たいへんだあ だいじなようじを おもいだしたぞー」 「台詞棒読みやで。」 「ちゅーわけで、サイナラっ!」 「逃げた!こらーもどって来~い特訓や~~~!」
またまた敵を増やして逃亡するはめになった探偵 前回ラスト、疾走しているつもりが誤変換で失踪になってるアホ探偵。
走りつかれた女がたどり着いた先は大阪某所。 「こ、ここまでは誰も追ってこれまいて。ふふふふ。」 秘密の鉄の階段を上り秘密の入り口をくぐり秘密のシャッターを上げた。
「あーらく乃ちゃんやー、こんばんはー。」 「まだみんなご飯たべてるで。」 顔なじみのオケメンバーが数名のほほーんと食事をとっていた。 「あ・・・れ?今日練習日やったっけ?なんで皆ここにいるの。」 「なんでって今日は【楽曲K】の自主練習する言うてたやん。」 「自主練・・・?しまったそんな話もあったっけ。」 秘密のアジトとは大上段に構えたものである。 「そういうらく乃ちゃんこそ何しにここ来たんよ。」 「そ、それはもちろん自主練参加に決まってるやん、はは、はは、はははは・・・・。」 チクショウ誰もおらんと思ったのにとブツブツいいながら、常に背に装備しているのこケースから鋸とマレットを取り出した。 「たまたま偶然やってことにしてんか。こうしないと話が続かないでしょーが。いくらアタシでも用なく毎日のこぎり持ち歩いたりせえへんわ。」 確かに職務質問されたらイッカンノオワリですな。
しかし。
「カーテンも閉じてな。」 「円陣組も。」 「イスじゃなくて床に座ったら?」 「ろうそくの灯りでやってみよーな。」 「お、いい感じ~~。」 「なあなあ、入場行進の練習もせえへん?」 「いいね~。どうしようか?まっすぐ舞台に上るのもつまらないし。」 「ずらーって一列にならんで円陣組むまでぐるぐる回る・・・・。」 「あ、そんで座るまえに皆で鋸をガシーンってクロスさせたら?」 「刃を上に掲げるねんな?剣みたいに。」 「かーっこいい!やろうそれ!」 薄暗がりで大降りの刃物をもって右往左往する集団って君たち、何しているんですか、何召還するつもりですか。とても楽器練習するようにはみえない・・・・ん? 「チューナーで音確かめているだけやん、大げさな。」 「最初のキーはEからやからね。」 「テンポUPは僕のギロ良く聞いといてな。」 ♪ぼーん ぼーん ぼーん ぼーん・・・
※この物語はすべて筆者の妄想です
しと しと しと・・・・。 全身が鉄板そのものなのこぎりに限らず楽器というもの、基本は水濡れ厳禁なのだから、のこ奏者に限らずミュージシャンは雨降りに難儀な思いをする。
この女もアマチュア楽団のビリッケツ奏者のくせに、一人前にえらそうな口をきいていた。 ちなみに昨年度彼女が所属している某オケ出演イヴェントのお天気を羅列してみよう。 そして今年現地点で終了したものは もののみごとに雨降りまくりである。ぼやくのもむべなるかな。 「やっぱS師匠かなあ雨男は。なんたってワシらアホの総統やもんなあ。 他に聞いている人がいないから言いたい放題である。 「あ、でも待てよ。【は○き○ライヴは晴れる】ってジンクス持ってはれへんかったっけ?」 女は頭をかしげた。 「きっとキ○シさんと組むから晴れるんや・・・・ソロやと二度雨降りやってるからなあ・・・・。あれ?でもトータルでいくと・・・・・ソロでも晴れた日が・・・・・うーむ。」 不肖のうえに不承不承な弟子は師のライヴを全て把握しているわけでもないので早々にデータ不足で耳から煙を吹いた。 「あ!判った!!」 何だどうしたのだ。 「雨男は師匠と違うわ。」 だから違うと言ってるではないか。 「犯人は・・・・テルミン奏者Yさんや!!」 はあああ?? 「なぜなら推理ドラマは一見いい人そうにみえて微妙に怪しげな人物が犯人だからである!!」 ・・・・・あのなあ。 「うん、怪しい、実にあやしいぞYさんは。 女よ。
「ええ?」 いきなりの訳のわからん言いがかりに、理知的な紳士も驚いた。 「いったい何を根拠にそんなことを・・・・・・・雨降らしなら僕はジャ○○○が怪しいとおもいます!」 狼狽のあまり自らの音楽ユニット【JB's】の相方を売るような発言までしてしまう。 「ぶはははは!語るにおちたな!真犯人というものは他人に罪をなすりつけるものなのだよ。」 女は得意満面に言い放った。 「彼女はね、NHK収録日に来ているねんよ。Yさんがお休みした回にね。その日雨は降らへんかってん。」 「なんと!そうだったんですか。」 素直におどろくテルミン奏者。 「僕が出演しなかった日は晴れたんですね。」 ははあ、と納得しかけて・・・・彼はふと何かを思い出した。 「あれ・・・でもですね、それだと昨年九月の滋賀も晴れなきゃおかしいですよ、僕その回も休みましたから。」 「・・・・・・は、はい~~~~~????」 「たしかその日も大雨だったんですよね。」 「あ、うう確かに。」 あっさり推理が破綻して言葉に詰まる女探偵。 「そういえばらく乃ちゃんって、ここに示したライヴやイヴェントに全部出演してるんやね。」 「そ、それが何か?」 「もしかして雨女の犯人ってらくn・・・・。」 「ちーがう違う違うちーがーうー!ほらほら、全部出演ってことは晴れた日にも行ったってことでしょ、ねっねっ!」 「その日はホッ○師匠パワーで除外されたってことじゃないかな?」 「あわわわわわ・・・あ、そうか、うん、きっと犯人はさっきYさんが言うてたジャ・・・。」 「真犯人というものは他人に罪をなすりつけるものなのだよ・・・でしたっけ?」 「えーと、そんなこと誰言うたんです~~~~???」 「探偵役が実は犯人だったって話もありますよね。」 「さいなら~~~~~~~。」 にこやかに微笑むテルミン奏者に背を向けてインチキ探偵はアサッテの方向へむかって逃げ出した。 「違う~犯人はアタシと違う~~~~!」
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