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のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
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店頭で見かけたら、ついふらふらと購入してしまいました。
のこ関係の友人も軒並みこのステキオマケにつられて「買っちゃったよ~」状態です。
このままだといずれテルミンオーケストラなんぞ組んでしまったりするやもしれません(笑)
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S支部長は「のこぎりをヴァイオリンのように弾く」というスペシャルなはなれ技をお持ちである。
すげーのである。
顎と肩でもち手を挟み、あんな硬い鉄板をきゅいんと指でまげて弓で奏でちゃうのである。
筆者も影でパクろうと努力中なのだが上手くいかない。
なんでメロデイになるんや一体?

てなわけで筆者は姑息にも「らく乃スペシャル奏法」を編み出す戦法に出た。
炎のマレット使いの異名のごとく撥でぽこぽこやればなんとかなるかも。

んで。
開発いたしました。

のこぎりをギターのようにお腹の前で抱えて奏でる奏法。

右ひじとわき腹でハンドル部分を保持して撥をもち
左手は刃をまげて
叩く!

♪ぽんにょ~

音階も一応出せるぞ。
ただ、膝でハンドルを保持しているときより音域は狭いので弾ける曲がほとんどなくて・・・・・。

♪ぽこ きゅい ぼこぼん
わ・た・し~の奏法の・もんだいは~
ギター侍の歌しか演奏できません~

これじゃのこぎり侍ですから。残念!
の・こ・切り~!


・・・・・・というのが2005年ごろの話だったんですが。
えらいもんだ、今は結構曲らしいものが弾けるんですよ。
練習はするもんですねえ。









 時々保育所などから「お座敷」がかかります(笑)
どんなことやっているのかちょっとご紹介してみましょう。

某保育所でお楽しみ会。
2歳~6歳児70名プラス近所の保育所の年長さん20余名がお客様です。

保育士さんからのリクエストは
・のこぎり演奏
・絵本よみきかせ
・持ち時間30分
でした

絵本よみきかせのみならば図書館を通じてボランテアスタッフとチームを組んでいくのですが、今回は「のこぎり聞きたい~」というのが第一希望でしたので、らく乃がピンで登板することになりました。


こどもたち、特に幼児を相手にのこぎりを持ち出すときは気をつけなくてはならない点がいくつかあります。
それは彼らが真似して刃物をおもちゃにしないよう牽制をしておくことです。
小学生が相手なら「のこぎり体験コーナー」も可能ですが幼児に音楽用のことカッターナイフの違いはわかりません。
だから
「これは魔法のノコギリだよー。お家のノコじゃ鳴らないよ~。私は魔法使いだからこれで音楽が鳴らせるんだい!すごいだろ~!」
とハッタリをかませるわけです。
最近のお子様はませているのでよくて半信半疑悪けりゃうそつき呼ばわりされますが気にしちゃ負け。
知らん顔して厚かましく魔法使いになりきります。

あとはこどもが好きなことを色々やります。
集中力が続かないので、短いネタを緩急とりまぜて繰り広げます。

のこぎりの音色やのこ本体のフォルムを怖がる子も出るので、演奏中は楽器は見ません。
子供たちの方に目線を送り、加減を見ます。

その日やったことは
・あいさつ(空き缶ストンプ)
・えほん1
・えほん2
・うた
・のこぎり音楽について
・のこぎり演奏(3曲)
・アンコール
・さようなら
です


反省点は
ボランテア要員として禁句「また来るよ」を言ってしまったこと。
私がまた来たいと思っても、子供たちがまた来てねと願っても、こういう会をお膳立てするのは父兄と先生方ですからね。
オトナの都合ってものがありますから。
ははははは。
言葉使いをかなりくだけた物言いにしたのも良くなかったみたいです。
このあたりの加減がまだまだな私。
修行が足りません。

がんばろう。

これから夏休みにはいると需要がありそうですからね。
ちょっとでも音楽って面白いなと子供たちに感じてもらえたらなあ。

面白いことを探している子はどこかな?
いつでも呼んでよ。
すぐ君たちのところへいくよ。
なんてったて私は魔法使いなんだから。

懐かしの記事再掲載第一弾
「眉引いて鋸を買う女かな」の段
始まり始まり


今回のタイトルは特殊小説家であり俳人であり私の心の師匠(と勝手に思い込んでいる)倉阪鬼一郎氏の俳句から拝借した。
はっきり言って名句である。
「これってウチの事やわ~~ん。」
である。

この解釈は明らかに間違っている。
氏は「とある決意をした女の性の凄まじさ」を表現しているのであって、間違えても
「お~ま~へ~は~あ~ほ~か~♪」
というギャグをする為にノコギリを買おうとしているアホ女のことを言っているのではない。

ここで「お~ま~へ~は~あ~ほ~か~♪」を知らない読者のために少々補足をしておく。
これは関西が誇る音曲漫才トリオ『横山ホットブラザーズ』の一番有名なギャグのフレーズだ。
三人並んでいる真ん中の「アキラ師匠」が西洋ノコギリを持ち出して、「このノコギリしゃべりまんねん」とおもむろにノコを叩き妙なる調べを奏で始める。
その音階が「お~ま~へ~は~あ~ほ~か~♪」と聞こえるのである。
聞こえないとは言わせない。
そうきこえるっちゅーたら聞こえるの!
ま、とにかくそういう芸人さんがこの世にいらっしゃって今でもバリバリの現役でこのギャグを繰り広げ、お客さん達を50年以上も笑わせ続けているのである。
ここ、テストに出すから覚えておくように。

話を本題へ戻そう。
とにかく
「あのギャグをウチもやってみたいわ~ん」
とか思い続けているアホが一人居るとしよう。
必要なモノは二つ。
ノコギリと叩く撥。
撥なら幼稚園時代に使っていた木琴のマレットがある。
よしよし。
あとは金物屋さんか荒物屋さんにノコギリを買いにゆくだけだ。
彼女(そう、このアホはいい年ブッコイタ女だ)はまるで恋人とのデートに望むかのように、いそいそと身支度を整え、念入りに化粧を施し、お財布をしっかと握り締めて町へ出た。
しかし、その第一歩からいきなり躓くのである。
「無い!」
そう、今の時代、金物屋さんや荒物屋さんというお店は絶滅の危機にさらされている。そう簡単に見つからないのである。

しかし彼女はくじけなかった。大手ホームセンターへと足先を向ける。
ここなら手に入るだろう。足取りは自然とスキップを踏んでいる。
着いた。
あとは工具コーナーでブツを入手するだけだ。
彼女はニマニマと気持ちの悪い笑みを浮かべながらノコギリの陳列棚を眺め始めた。変態以外の何者でもない。
ところがその表情がしだいに険しくなる。
「・・・・無い・・・・。」
いや、ノコギリ自体は有る。
売るほど有る。(当たり前だ。)
糸鋸から大工の玄さん向けの両刃、ジェイソン君御用達のチェーンソーまでいろいろある。
ただ彼女が望むモノだけが無かった。

西洋のこぎり。
台形型の例のアレが無い。
日本のノコギリは基本的に長方形なのだ。

「無い!無い!無い!」
取り寄せが効くか店員に詰め寄るが気味悪がられるだけでラチがあかない、ってゆーかこのままだと通報されるではないか。

彼女は電車に飛び乗った。都心に出よう。トーキューハンズなら海外モノだって手に入るはずだ。
だが、しかし、ここでも失望してしまうのである。
ハンズの名誉の為に書いておくが、西洋ノコギリは一応取り扱ってくれていた。店頭に無かったので本社に在庫がないか確認もしてくれた。タイミングが悪かったのである。
そして、このアホが望むような
「でっかいノコギリ」
なんて買いに来る客が来るなんてお店の人だって念頭に無かったのである。

がっくり肩を落として帰宅する彼女。

はたして夢のノコギリを手にいれることが出来るのであろうか?



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主筆者紹介
HN:
いちもんぢ らく乃
HP:
性別:
女性
職業:
危険物楽器扱業
自己紹介:
見たまま怪しい奴
ではありますが
無害です



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