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のこぎり莫迦につき危険なり取り扱い注意
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seven saw stories 第四夜 
『この音源を聞いてくれ』       

さてとうとうサキタ教授のこぎり講義も折り返し地点です第四夜。
今回は教授のコレクションから「コレは聞いておけ」なおススメ音源の鑑賞会でございます。
教卓がわりのテーブルの上にはびっしりとCDやらDVDが並べられております。
相変わらず気の抜けたラフな格好の教授がその前に立つとまるで路上で海賊版売ってるにいちゃんみたいです(<こらっ!)

冗談はさておき。
その日の講義は市場で流通しているものから激レア音源まで世界各国しかも様々な年代の音源を片っ端から聞かせてもらいました。
真面目な学生のつもりのワタクシも手帳に感想をいちいち記してゆきます。
で、それをここに書こうと思ったんですが。

うわあ・・・・えらい数だよ。

これを全部説明するの・・・・・ええい面倒だ!(爆)
日本で流通しているものを適当にみつくろってリンク貼っておくから
どれでも勝手に聞きやがれ!!
全てのこぎり曲のアルバムもあれば、一曲だけ使用曲や、一部分だけ使用曲もあります。
いちいち解説するのめんどくさいからあとは勝手にしらべてください(酷)

 

     
                           

廃盤もあるからご注意を。
デヴィッド・ワイスとジム・レオナルドはア*ゾンで取り扱ってたけど品薄です。

上記はほんの一部だからね。
探せばもっともっとあるよ、いい音源や画像があったらケチケチしないでどうか私に教えてちゃぶだい。


ちなみにらく乃が気になった奏者は

高島巌(昭和初期)
社会福祉家で大勢の孤児を育てたり、父の日母の日を制定したりした人らしい。
歌六師匠はこの人に感銘をうけてのこぎりを始めたそうです。

ロバート・アルター(昭和初期)
その高島氏が影響をうけたとおぼしき人物です。
すごくピッチが正確で当時一般的だった演芸色は感じられません。

テイム・ダーシー(現代)
今回聞いた音源の中では唯一の女性奏者なんですが・・・・。
梅*か*おと山*ト*ルと嶽*野*らを足して割ったような人が戸*純が歌ってるような歌を野*な*子のようにがなっていました。
実際にこの人はヴィクトリア朝の服を愛用してゴスロリホラー漫画書いてるとのこと。
OH!クレイジー!!
もしかするとこれこそが正しい鋸奏者のありさまなのかもしれません(汗)

全て流通していません、がっくり。
うふ~ん教授~んv貸してちょ~v(無茶言いうな)


録音ばかりでなくもちろん教授の生演奏もあります。
今日はなんと生ギター伴奏つきですv
『歌の翼に』
『ロンドンデリーの歌』

まさにのこぎり尽くしの音色でおなか一杯胸いっぱいな一夜でした。


:本日の迷言:
「雨の日のワークルームは窓の景色綺麗やねえ。水滴が宝石みたいや。
雨の日は弓の摩擦音が減るからのこぎり演奏するのに最的なんですよ。」

「こういうシチュエーションでこういうやつ(『夜の静けさ』ラフマニノフ/演奏:ロバート・アルター昭和初期の録音)ばっか聞いていたら死にそうになるなあ」

ち、ちょっとちょっと教授気をしっかりもってください!
頼むから死なないでくださいよもう・・・・・・・・(大汗)

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 seven saw stories 第三夜

 ごく一部の読者の皆様お待たせいたしました。
のこぎり学講座レポ、ようやく第三夜目の掲載です。

いやあもう今回の講義ってば大発見・新事実の連発でもう、どこからまとめりゃいいのかまったくわかりませんでした。
教授が話した内容全部羅列すれば簡単なんですけどね、この講義録はあとで本にまとめて出版されるんですよ。
それをいまここですっぱ抜くなんて真似できるわけないでしょ(汗)
でも有る程度までは書かないとレポートにならないし・・・・・・。

というわけで今回は伏字祭りです、ええもうイカガワシサ大盛1.8倍(当社比)でお送りいたします。


第三夜テーマは『世界史』。
グローバルな視点でのこぎり音楽の発生についてみんなで考察しました。
その前に恒例模範演奏コーナーです。

お、教授、その弓は先端の背中にピアノのハンマーがついていますね。
デビット・ワイズ式の弓マレット兼用です便利だな~。
曲目はハチャトゥリアンの『剣の舞』です。
ちゃちゃちゃちゃとメロを刻む場所はハンマー部分で
ふぃろ~んと奏でる箇所は弦で演奏分けています。
それにしても凄いなこんな早いテンポの曲とても真似できないや。

生徒の目を点にしたまま、教授は講義をはじめます。
プロジェクターには旧石器時代からののこぎりの進化と変遷がうつっています。

へえ。
日*は欧米やア*ア全域と比べたらかなり独自の進化を遂げているんだ。
私たちにはおなじみの「長方形で両刃」ってのは他の国に無かったのか~しかもその形が発明されたのは明*になってからでそれ以前はいわゆる「木の葉型」と呼ばれる楕円片刃。
製鉄技術の進歩がのこを進化させたんですね。

のこぎり演奏の為に必要な「細長い台形」をしているのは西*の製材用ハ*ド・ソーが元になっていて他の用途に使われている大小様々なのこぎりは演奏に向きません。
ふむふむ。
やはり*洋でもこの形式をとるようになったのは産*革命あたりですか。
鉄板部分を広く大きくとることが偶然にも楽器のシロフォンに似たんですね。

それを鳴らして遊ぼうとはじめたのはどこの誰なのかは諸説紛々で
・北アメ*カ説
・ス*ンジ*ビア説
・南アメ*カ説
・ス*ス説
と、世間でそうじゃないかと考えられている有力なものが沢山でていますが公式記録として残されていない為真偽は定かでありません。

まあでもこんなに愉快で楽しい気分になれる楽器なんですから、各国でそれぞれ自然発生していてもおかしくないですね。

公式記録として残っているものはD国の行商人が**方面で**業の人がのこぎりを叩いて鳴らして遊んでいるのを見て
「こりゃおもしろい、こういう使い方を母国に広めたらウケルぞ」
と、のこぎりを大量に輸入してみたところもくろみは大当たりで大流行!!
業務用の道具がン万本も売れたという記録が残されています。
そしてどうやらこのブームがめぐりめぐって日本へやってきたもようです。

でもこのときはまだ叩くのが主流でした。

これを弓で奏でるようになったきっかけとは・・・・・?


むか~しむかし
あるところに樵がおりました。
彼は鋸をたいそうだいじにしておりましたところ、ある晩夢枕に愛用ののこぎりが立って彼にこういいました
「HEY!いつも俺を大事に使ってくれてありがとよ!俺は嬉しいぜ。
そこで俺と気持ちが通じ合っているアンタにちょいと頼みがあるんだ。
俺の背中を掻いてくれないか?そうすれば俺はアンタのために気持ちよく唄をうたうことができるんだ!」
夢から覚めた樵はお告げのとおりのこぎりの背中を弓で擦ったところ妙なるしらべが・・・・・・・・っておい本気かよ(笑)

この逸話はジ*・レ*ード氏による著書、タイトルもずばり「スク*ッチ・マ*・バッ*」に詳しく記されています。
のこぎり音楽業界では初の考察本です。信憑性についてはまあちょい難ありですが著者の愛とユーモアに溢れた語り口は読み物としても楽しめるものだそうですので英語に自身のある方は是非チャレンジを。そして訳した内容を私に教えてください(<こら)

 

 

・・・・・・・・・・えーと、みなさま。
今のが正しい歴史ちゅーわけじゃないですからね。
まあそのそういう話もあるのよという・・・・。

教授、教授!
もっとちゃんと史実に基づいた話はないのですか。

え、あるの?
もう。それを早く言ってくださいよ。

ほう・・・・。
このことについて「この人が一番はじめに発明した!!」と言い切ってしまうのは乱暴ですが、少なくとも己のアイデアでこの奏法を開発した人物がいると公式記録にのこっていると。
そして人物写真もあるんですか、ウソォ?!

うわお!
なんてこった、件の人物は*性じゃないですか!!!!!
いったい何者なんですか?

2006年度ログ seven saw stories 第二夜      

第二夜のテーマは「のこぎり音楽の現在」
サキタ教授と仲間達が参加した、世界のミュージカルソウフェスティバルのビデオレポート鑑賞会です。

おっと、その前にいつもの模範演奏ですね。
プッチーニの『私のお父さん』可憐に弾きこなしてから。
「では最後の曲です。」
っておい(笑)

続いてスタンダード中のスタンダード、ショパンの『別れの曲』。
いいですねえ。
沁みますねえ。
しっとりとした雰囲気の中で講義ははじまりました。

でもね「ワタクシゴトですが」とひとこと断ってから語るその内容ですが教授。
いちいち断らなくてもこの授業全編教授の私事だって皆わかってますから(爆)

 


ではレポートDVD一本目です。
今回はプロジェクターも用意万端ですね。

「これは2004年にアメリカで行われたミュージカルソウフェスティバルの模様です。」

うわあ懐かしい!
ココだけの話ですが筆者はコレ参加してるんですよ。(詳しくはこのブログの過去スレッド参照)
莫大な量のヴィデオをうまく編集して短いドキュメンタリーにしあがっています。
2004年に吹田でやった日本版フェスで上映したものですね。
あの時は舞台袖からこっそり眺めたものでしたが、今あらためて見るとやはり変だわこの連中(笑)
ゆっる~いお祭り騒ぎの渦中にいた私には当たり前に感じていたアメリカの日々ですが、一緒にレポートを見ている観客の笑い声と、冷静な教授のセルフツッコミからしみじみ感じましたよ。
「何やってんでしょうねイイオトナが」とね。

「ここに映っている人ソコとソコに座ってますよ。」

ぎゃ!
教授、こっち指差すんじゃないの。

 

 

いらん汗かいてしまいました。
続いて二本目です。

「2000年にチェコへ行ったときの模様です。」

このヴィデオはかなり長いものでした。
謎の人物からの謎の招待状の話にはじまって

・謎の開催地(「オルズニー」はチェコのあちこちにある地名で特定するのに難航)
・謎の人物と待ち合わせ(とにかく指定された劇場前へ13時に来い)
・待ち合わせに現れた人物につれていかれたのはなんと「サーカス」
・というわけでサーカステントの丸盆が今回のステージ

と、まあ全編謎だらけ。
チェコの言葉なんかまったくわからないから全て推測で話は進みます。
まったくよくそんなところへ出かけたモンですね凄いですよ。

そしてチェコの皆さんのなんとも正直で親切で素朴な優しさというか。
暗く辛く重い自らの歴史を笑いとばすおおらかさには、なんだかこちらも力つけられるようです。

・歌手でのこぎり奏者のペードルドピタさん会ったこと
・日本チームはおそろいの「のこ音浴衣」で登場したらまるで大喜利みたいだったこと
(教授・・・浴衣の裾つんつるてんやないですか・・・それが原因でしょ、あと、ボウズ頭)
・教授個人は「知らん間に籤で順番きまっとっていきなり一番手」で弾かされた
・アンサンブル曲は『恋は水色』
(当時のメンバーは全員今ものこオケで頑張ってますvかっこいーv)
・謎のじいさんにこころ奪われたこと
(ほんとうにこのおじいさんったら何者だったんだろう。すごく素朴にのこぎり演奏を愛していてそれがステキでした。演奏の上手下手なんか超越してました。仙人かしらん?)


のこぎりを演奏することにはプロもアマチュア関係ないし
これが正しいやり方ってものは存在していないし
どうしなくちゃいけないなんてルールはまったくない
自由に楽しむ
それだけ

 

「ペートルの影響で作った弓です。アクリル板に糸を張りましたが、張りはゆるゆるです。
やさしい音が出ます。」

おしまいにもう一曲。
グノーの『アヴェ・マリア』

穏やかで緩やかなのこぎりの音色を愛する気持ちに国境は関係ないよね。

 

 

 

 

本日の迷言。
「僕、海外へでかけるときはいつもボウズなんです。」
だからよけいにこどもと間違えられ・・・・・・・げふんげふん。

2006年ログ

場所は大阪某所にありますカレーとキッシュの美味しいカフェで。
とうとうハヂまり・・・じゃなかった、はじまりましたよ。
サキタハヂメの「のこぎり音楽の世界」(全7回)が!

のこぎり奏者サキタ氏が、いつものミュージシャンモードとはちょっと違う
プロフェッサーモードでアカデミックに「のこぎりで音楽を奏でる魅力」を語ります、たぶん、おそらく、予定(<なんじゃそら)

毎月一回、約半年間にわたって行われる講義の内容は以下のとおり。

【第1回】「のこぎり音楽との出会い」…響きや奏法など、その魅力
【第2回】「のこぎり音楽の現在」…ミュージカルソウフェスティバルを中心に
【第3回】「のこぎり音楽の歴史I~世界史」…石器時代から現代まで
【第4回】「おすすめ音源鑑賞会」…この音を聞いてくれ
【第5回】「のこぎり音楽の歴史II~日本史」…日本への伝播そして今
【第6回】「のこぎりは鉄でできている」…鉄(Fe)の話をしよう
【第7回】「のこぎり音楽、その響きの可能性」&クリスマスコンサート


不詳で不祥な不肖のSAW者であるわたくし、がんばって全講義を受ける覚悟であります。
で、ここにレポートを書こうかなと思ったのですが
「最終的にはコレ本にまとめるねん。」とサキタ教授(笑)がおっしゃったので

・ネタバレにならない程度の講義の覚書
・授業の雰囲気
・これは本に書きそうにない教授の講義珍Play好play迷言集

を中心に書き留めていこうと思います。

なお、ここには表記しませんがこの講座、受講生常時受け付け中です。
講義と書きましたが要は「アーチストのトーク&実演サロン」なのです。
テキストやノートは必要ありません。
もちろん楽器も。
一回限りの観覧もOKですから、仕事帰りにでも身一つでお気軽にご参加ください。
ワインやジュースを飲みながら居心地のいいカフェでゆったりまったりいたしましょう。



と、いうわけで~~~。
行ってまいりました第一夜目、講義内容は「のこぎり音楽との出会い」。
のこぎり歴15年サキタ教授の「俺はこうして鋸の魅力にとりつかれた」話を拝聴してまいりました。

30人ほどの受講生、と言うかお客さんのなかで「のこぎり演奏聴くの初めてです!」と仰ったのは2~3人程度。
あとは「聴いたことがあるし大好き」がほとんどで「すでに弾き方マスターしてまっせ、へへへ」という私のようにスレた輩もかなり混ざっています。

「横山ホットブラザーズさんの例のアレ」は全員周知の事実というところからゆるゆるとトークは開始しました。

・和のこと洋のこの話(日本でSAWプレーヤーが育つのは世界標準から比較検討するとかなり奇妙らしい)
・歌六師匠のこと(貴重な歌六師匠の舞台芸録音テープ試聴。隠し録りて、おいおい)
・ホット師匠のこと(S字にしまんにゃわ~)
・デビットワイズさんのこと(ワイズさんいついて判らんことは本人に尋ねてくださいよ)
・日本のこぎり音楽協会関西支部をまかされたこと(今だから言える笑撃の事実)

講座の初回イントロダクションということで、今日聞いた内容はあくまでさわりの部分。
後日改めて詳しく語るよとのこと。

模範演奏は二曲。
『オーバー ザ レインボー』
『ガータ ナ マータ』
使用のこは【チャーリーブラックロック】使用弓は【サキタスペシャル(仮)】でした。

 


本日の迷言
川原で練習していたら犬が寄ってくるという話をふまえての教授のお言葉
「のこぎりでツチノコ呼びたいねん!」
・・・・・・・・・・・・・・がんばってください。

以上



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主筆者紹介
HN:
いちもんぢ らく乃
HP:
性別:
女性
職業:
危険物楽器扱業
自己紹介:
見たまま怪しい奴
ではありますが
無害です



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